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「出世したくない」これからのサラリーマンの働き方
普段仕事で色々なサラリーマンと出会う中で、出世したくないという若者が増えていることを実感しています。
主な理由は以下です。
- そもそも、仕事で重責を負いたくない
- 責任が増えるのに給与は増えない
- 管理職に魅力が無い
一般的な日本企業においては、「実務は現場、出世したら管理職」というルートが一般的と思いますが、その管理職に魅力を感じない若者が増えているわけです。
そんな若者に、これからのサラリーマン像を提言してみたいと思います。
出世したくない理由①責任が増える
まずはこちら。
日本企業においては、出世するとほとんどの場合管理職になります。
自分は実務から離れて、チームメンバーの成果を最大化するための管理を行うマネージャーになるわけです。
マネージャーになると、そのチームの全責任を負うことになりますので、現場で働く平社員と比較すると責任が増大します。
しかも管理する相手である部下も一人の人間。
自分の思い通りに動いてくれるとは限らないので、これまでに感じた事のないストレスに見舞われることも少なくありません。
出世したくない理由②給与が増えない場合がある
正確には「給与が増えない」ではなく、「課される責任と給与を比較すると、コスパが悪い場合がある」です。
責任が2倍以上になる割に、給与は2倍になるわけではなく、せいぜい数万、数十パーセント増し程度です。
この役職をどう取るか・・・
恐らく、現在の若者は「○○株式会社の部長」「取締役」というような役職自体には興味は薄いのでしょう。
出世したくない理由③出世すると管理職になる
こちらもなかなか根深い問題になります。
一般的な日本企業は、「出世=管理職」なので、ひたすら現場で実務を極めたいスペシャリストに対してのキャリアパスが無い場合が多いのです。
特に、幾つになってもテクノロジーを追い求めたい技術者へのルートを用意してくれている企業は皆無。
出来る技術者の、ネット系スタートアップへの人材流出が止まらない原因がこれです。
技術を極めたい人にとってはなかなか生きづらい世の中です。
出世せずに稼ぐ働き方
そんな若者や技術者におすすめしたいのが「出世せずに稼ぐ働き方」です。
具体的には、その企業には所属しつつ、並行して社外で稼ぐ、複業(副業)です。
本業の仕事は平日9時-17時でキッチリ終わらせ、後の時間は複業(副業)に専念。
恐らく出世して管理者として責任が増大した状況よりも、やり方によっては稼げるはずですし、精神衛生上も良いはずです。
現在ほとんどの企業は複業(副業)を禁止していますが、政府が副業を後押ししていますし、年金問題などを鑑みると複業(副業)が全面解禁されるのは時間の問題でしょう。
ある日突然副業が解禁されたとしても、多くの一般サラリーマンは困るはずなので、今から副業を進めておくのは差をつけるチャンスとも言えます。
出世せずに稼ぐには、まず出世する
最後に少し逆説的になりますが、出世せずに稼ぐには、まず出世することが大事です。
よく勘違いされがちなのですが、
- 出世しているが、あえて現場の業務を続けている
- 出世できないので、現場の業務を続けざるをえない
この2つは一見似ているようでも、社内評価に雲泥の差があります。
複業(副業)をするにしても、あくまで軸足は本業。
放っておいてもベーシックインカムが入る本業側の評価は最大限にしておかないと、オチオチ複業(副業)もできませんし、逆に本業の評価を最大化しておけば、安心して副業に打ち込むことができます。
出世せずに稼ぎたい人は、まずは自分が出世できる状況まで本業を頑張りましょう。
出世したい人への記事は以下にまとめてありますので、お時間がありましたら是非どうぞ。
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「出世したくない」これからのサラリーマンの働き方 まとめ
ここまで書いてきた通り、残念ながら一般的な日本企業のキャリアパスのバラエティは少なく、出世=管理職 というのがほとんどです。
限られた人生、「何にリソースを投入するか」は個々人が選択すべきです。
会社のルートに乗るのも良いですが、出世しない働き方を選択するのも一つの生き方ではないかと考えています。