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あなたの給料が上がらない3つの理由「能力が低いから」ではありません
ひとえに「給料が上がらない」と言っても様々な理由があり、その理由ごとに対策は異なります。
転職で環境を変える事は、リスクも付きまといますし最後の手段。
まずは冷静に原因を分析して、対策を練りましょう。
ポイントは「ミスマッチの解消」です。
記事を書いた人
元営業という経歴を活かしながら、金融・製造・流通業のお客様を中心にAI活用コンサルや定着支援・人材育成の支援をしたり、講演や執筆活動など幅広く活動しています。
ヤエリ(@yaesuri_man)
暗く長い下積み時代を経て、最近やっと楽しく働ける環境を手に入れました。
自らが「豊かな働き方をするサラリーマン」のロールモデルとなることで、金銭的&精神的余裕を持ちながらワクワク働くサラリーマンを増やしたい。そんなことを思いながら記事を書いています。
※実はこの話の前に
「そもそも自分が幸せに生きていくためには幾らの給料が必要なのか?」
という根源的な話があるのですが、この記事では単純に給料を上げるための議論に絞っています。
ココがポイント
給料を上げるには「ミスマッチの解消」がカギ
あなたの給料が上がらない3つの理由 ※前提 平均年収の調べ方
上場企業であれば、平均年収が公開されていますので容易に調べることができます。
yahooファイナンスの企業情報検索です。
以下のように、「企業情報」から社名を検索すれば出てきます。
試しにトヨタ自動車を調べてみました。
社員平均年齢39.2歳、年収831万円です。
ちなみに、上場企業が公開している有価証券報告書でも調べることができます。
こちらは「トヨタ自動車」「有価証券報告書」などで調べて下さい。
平均年収以外にも、事業概要や役員の個人情報(生年月日や入社年月、経歴など)が載っていて、意外と面白いですよ。
あなたの給料が上がらない3つの理由①部署・上司のミスマッチ
まず一つ目に「職場の平均年齢、平均年収と比較して、あなたの給料が低いケース」です
この場合は所属部署や上司のミスマッチが考えられます。
- あなたの能力が部署にマッチしていない
- あなたの能力が部署にマッチしているものの、上司がそれを適切に評価できていない
この場合の対策は、まずは社内転職(部署異動)になると思います。
好きな時にスムーズに社内転職できるように、普段から社内人脈の形成には気を遣いましょう。
具体的な方法は以下の記事に記載しています。
ちなみに、「あなたの能力が低いから、給料が上がらない」というケースは、多くの日本企業においてはまだ見受けられません。
なぜなら多くの日本企業が新卒一括採用、終身雇用の方針で、年功序列型賃金形態だからです。
仮に飛び抜けた能力を持つ方でも、雇用を維持するために給料は横並びです。
そもそも大企業の人事部は、それ程大きな権限を持っているわけではありません。
幾ら重要な人材であっても、一部の人間だけを特別視して、給与として報いる程の力は持ち合わせておりません。
したがって、このケースの場合の給与上昇率はそれほど期待できません。
※余談※
ちなみに年収を上げるために「正当に評価してもらう」のは王道です。
あなたの給料が上がらない3つの理由②会社のミスマッチ
二つ目は、自社と同業他社の平均年収を比較してみて、明らかに自社の年収が低いケースです。
このケースで初めて転職を検討することになります。
この場合は、同業種の他社への転職で年収が上がる可能性があります。
かつ、同業種であれば自分の経験を生かせる可能性がありますので、比較的転職リスクは少ないです(ゼロではありませんが)。
※私の場合転職することで年収がどう変化するのでしょうか。
調べてみました。
あなたの給料が上がらない3つの理由③業界のミスマッチ
同じ業界内の他社を見てみても年収の高い企業が無い、という場合は、そもそも業界の平均年収が少ない可能性があります。
私が好きな東洋経済の記事をご案内させて頂きます。
これを見て頂くと良くわかると思いますが、
- 第1位 1,240万円(コンサル)
- 第63位 395万円(介護)
第1位と最下位の63位で、実に3倍の格差があるわけです。
そうなると、会社を変えるだけではなく、新たな業種にチャレンジする必要が出てくるかもしれません。
お勧めの転職方法は、転職サイト経由ではなく「仕事で携わる企業を転職先と見据える」です。
具体的な方法は以下の記事にまとめてありますので、ぜひこちらもご覧ください。
あなたの給料が上がらない3つの理由「能力が低いから」ではありません まとめ
結論です。
- 日本の会社員の給料は、能力とはそれほど比例しない
- それよりも、所属企業・所属業種の影響が大きい
つまり、「給料が上がらない!」と嘆いている方は、給料が低い企業or業種に所属している可能性が高いです。
今一度自分の所属企業、所属業界を振り返り、打つべき手を考え直すのが良いと思います。
その他、就職・転職を考えている人への記事のまとめはこちら。
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