数多くのガジェッターがレビューしており、「とりあえずこれを選んでおけば間違いない!」と言われているこの製品。
ですが、残念ながら私には合わず、約一か月で他の製品に買い替えてしまいました。
当記事でその理由と、Amazonベーシック以上におすすめできるモニタアームをご紹介します。
記事を書いた人
元営業という経歴を活かしながら、金融・製造・流通業のお客様を中心にAI活用コンサルや定着支援・人材育成の支援をしたり、講演や執筆活動など幅広く活動しています。
ヤエリ(@yaesuri_man)
実はIT営業としてのキャリアも長いです。
お金をかければ良いものが手に入るのは当たり前。お金と品質に厳しいお客様に揉まれてきた経験をもとに、コスパの良いガジェットやサービスをご紹介します。
こんな方におすすめ
- 品質の良いモニタアームを探している
- 特にAmazonベーシックのモニタアームが気になっている
- 高評価レビューばかりなので、マイナスポイントもちゃんと押さえておきたい
結論
- 品質は最高!多くの人がおすすめしているのも分かります
- 欠点は上下の可動域が狭いこと。特に身長180cm以上の方は要注意!
- 上下の可動域が広いHUANUOもおすすめです
タップできるもくじ
Amazonベーシックのモニタアームとは
「Amazonベーシック」は、Amazonのプライベートブランド。
シンプルなデザインかつコストパフォーマンスの高い製品がラインナップされています。
そんな中、1万件近いレビューで平均4.5の高評価を得ているのが、このモニタアーム。
世界的に有名なオフィス家具メーカーであるエルゴトロンからOEM供給を受けたものだそうです。
使わなくなった理由は、高さが出ないから
私がAmazonベーシックのモニタアームを使わなくなった最大の理由は、思ったより高さが出ないから。
限界まで高くした状態でメジャーを当ててみると、27インチモニタの上辺までの高さが約60cm、モニタの中央までの高さは約45cmといったところです。
これだと、身長180cmの私の座高にとってはちょっと低く、姿勢が悪くなってしまうのです。
Amazonの評価にも同じような意見がありました。
★★★★☆ もう少し高さが必要
あまりにも首が痛い、肩がこる、後頭部の偏頭痛等に悩まされるので本製品を購入した。
これらの諸問題を解決するためには、イスを除けば、モニターがちょうど良い高さにくる必要がある。
背筋が伸びて、あたまがその上にまっすぐ載る状態が理想的なのだ。
しかし残念なことに、私の環境では10センチほど高さが不足している。
納得がいかないのは、アームを下方にさげる場合には相当の可動域がある点だ。
そこにリソースを割くくらいなら上方の可動域を広げるか、それが無理なら、センターの支柱を長くしてかつ突き抜けタイプにすべきだと思う。
※Amazonより引用
★★★★★ 良い
便利!強いて言えばもうちょっと高さあげられるとなお良い
※Amazonより引用
根元のポールだけを長いものに変更するなども考えましたが、互換性が心配でしたため、いっそのこと買い替えることにしました。
フリマサイトで処分すれば安物アーム2本分くらいになりますし、私は普段あまりモニタを動かさないので、安物アームの動きが多少悪かったとしても問題ないだろうと考えたのです。
乗り換えたのは、HUANUOガススプリング式モニターアーム「HNSS7」
新たに購入したのはこちらの「HUANUOガススプリング式モニターアーム『HNSS7』」。
比較的口コミの評価が良かったのと、何より上下の可動域が広い点が購入のポイントです。
Amazonのモニタアームとの違いを簡単にまとめておきます。
Amazon | HUANUO | |
---|---|---|
価格 | 約12,000円 (セール時:約8,000円) | 約5,000円 |
機構 | ガススプリング式 | ガススプリング式 |
対応モニタサイズ | 32インチ以下 | 22~35インチ |
耐過重 | 2.3kg~11.3kg | 3.0kg~9.0kg |
色 | ブラック、シルバー | ブラックのみ |
HUANUOガススプリング式モニターアーム「HNSS7」開封と組み立て
深夜にAmazonで購入。翌日の夕方には届きました。
念のためネジなどの部品数も数えておきます。
日本語マニュアルを見ながら、少し順序を変えて組み立てます。
まずはベース部分の組み立てと取り付け。こんな感じでUSBケーブル(メス側)を組み込みます。
この青色のUSBケーブルがいかにも業務用というか、見た目を厭わない中華製という感じですね笑
クランプ部分を取り付けます。
六角レンチの短い方しか入らないので、4か所の締め付けには多少時間を要します。
台座を机に取り付け、下段アームをセット。
下段アームの上下が少し分かり辛いのでご注意を。
画像左の穴があるほうが下側、画像右の穴があるほうが上側です。
説明書通りに行くと、アームを全て完成させてからモニタを付けるようになっています。
しかし、それではモニタが付けずらいと考え、先にモニタプレートと上段アームを組み、モニタをセットした上で、机に固定済みの下段アームにドッキングさせる順序にしました。
上段アームとモニタプレートを、一番太いネジとワッシャーで固定します。
モニタプレートにも上下があるのでご注意。
※「↑ UP」とあるほうが上です
続いてモニタを固定します。
モニタの液晶面を傷つけないよう、布団やクッションのようなものに立てかけて作業すると良いでしょう。
ネジは元々モニタに付いていたものを使いました。
できました。
あとはこれをドッキングさせるだけです。
この時、調整用のネジが締まりすぎていると、以下のように内側に出っ張ってしまい、うまくドッキングできないのでご注意ください。
HUANUOガススプリング式モニターアーム「HNSS7」レビュー
ここからは、Amazonベーシックのモニタアームとの比較を交えながらレビューします。
○ しっかり高さが出る。可動域が広い。
まずは今回買い替えのきっかけとなった高さ。
左がAmazonベーシック、右が今回購入したHUANUOです。
約10cm高くなりました。
この通り、限界まで下げることも可能。
モニタが机に付きます。
上下の可動域については、断然HUANUOの方が広いです。
ちなみに、机の奥のヘリからモニタの映像面までの距離は、13cm~60cmの間に伸縮可能です。
○ アームの動きも比較的スムーズ
AmazonもHUANUOも、どちらもガススプリング式。
とてもなめらかに動きます。
それほど動かすこともないのであまり気にしていなかったのですが、これは嬉しい誤算でした。
✕ ネジが固い
マイナスポイントの一つ目がこちら「ネジが固い」。
アームの動きをなめらかにするためにネジを調節する必要がありますが、これがとても固いんです。
普通、ネジって締めれば固くなり緩めれば緩むものですが、いくら緩めてもずっと固い感じ。
アームの動きを自由自在に調節したい人にとっては少し向かないかもしれません。
✕ 質感はAmazonベーシックの方が良い
二つ目が「質感はAmazonベーシックの方が良い」です。
Amazonベーシックはシックで落ち着いた見た目。
一方この製品は、ご覧の通りギラついており安っぽい印象です。
Amazonの評価についてもいくつか転記しておきます。
★★★★☆ 2ヶ月使用してみた感想、エルゴトロンOEM製品と比較
右がHUANUO,左がOEM製品。上下のチルトが重くて調整しづらい以外は特に不満点のないアーム。
調整ネジをどんなにいじっても上下の首振りだけは重苦しいのでそれだけ残念でしたが、そこまで動かさない人であれば十分許容範囲内。35インチまで対応してるだけあってアームは太く重いのでかなりたくましい。1万円のOEMアームとの明確な違いは上下チルトと高さの上限。チルトの動きのスムーズさは圧倒的にOEM、高さはHUANUOの方が可動域が広い。画像は両者の高さの限界。そこまで高くすることはないと思うが。コスパは相当いい製品だと思います。
※Amazonより引用
★★★★★ 7kg超の34インチモニターで使用。「買い」
有名なエルゴトロンは1万円を超える。半額程度で安定して使えるため、「買い」。
使用環境は以下。
・MSIの34インチ・ウルトラワイドモニター
・一般的な木製机に固定、1ヶ月程度使用
メリット
・安い
・7kg超を固定しても、安定している。
・組み立て簡単。調節も簡単
・60cm超の高さまで調節できる
気になること
・モニターアームを水平以下にする際、デフォルトでは固定張力が緩かったため、モニターが机まで落ちた。ネジで調節したら、問題なく使用できている。
※Amazonより引用
Amazonベーシックのモニタアームを買うならセールを狙うのがおすすめ
それでもAmazonベーシックのモニタアームが欲しいという人は、年に数回開催されるAmazonのセールを狙うのがおすすめ。
初売りからプライムデー、ブラックマンデーやサイバーマンデーなど、2か月に1度くらい開催されるセール中は1万2千円するモニタアームが8千円くらいで買えます。
Amazonベーシックのモニタアームを使わなくなった理由 まとめ
冒頭にもお伝えした通り、私がAmazonベーシックのモニタアームを使わなくなった理由は以下です。
結論
- 品質は最高!多くの人がおすすめしているのも分かります
- 欠点は上下の可動域が狭いこと。特に身長180cm以上の方は要注意!
- 上下の可動域が広いHUANUOもおすすめです
参考になれば幸いです。