タップできるもくじ
仕事が終わらない人へ その仕事、終わらせる必要ありますか?
普段の業務の中で、仕事を楽しめず疲弊している若手が多い事を実感しています。
そんな若手に共通して言えることは、以下。
- 仕事を抱え込みすぎてしまっている
- 深く真面目に考え過ぎてしまっている
- 「誰かの気分を害さないか?」と考えてしまう
傾向として、真面目で高学歴な若手がこの思考に陥りがちです。
一方で、仕事はあくまで仕事。
精神衛生を考えると、家族や友人との関係とは違う、ある意味達観した考え方を持った方がラクだと考え、記事を書いてみることにしました。
ちなみにこの記事は、大きな仕事を進める際にウジウジ悩んでいた若い頃の自分に向けての記事でもあります。
同じような悩みを持っているあなたに対して、少しでも気づきを与えられたら嬉しいです。
仕事が終わらない人へ 抱え込んでいませんか?
一番多いのはこちら。責任感が強すぎて周りに仕事を振れず、自分一人で抱え込んでしまうタイプ。
抱え込まれてしまうと、上司からしてみても手の施しようが無く、個人ではどうしようもなくなったタイミングで発覚し、リカバリに余計な工数がかかるという事態が発生します。
日本にある会社の多くは民間企業ですので、営利目的で事業を運営しています。
自分一人で仕事を完遂する必要は無く、周りのメンバーを巻き込んで遂行することで全体工数が最小化できれば、そちらの方が良いわけです。
仕事を進める中で
- この仕事は、自分一人で進める必要があるのか
- 周りの人と一緒に進めれば、更に効率よくなるのではないか
という観点を取り入れ、全体最適を考える事が必要ではないかと思います。
仮に「コイツは自分一人では仕事を進められない奴だ」という評価が下されてしまったとしても、サラリーマン社会においてはいつまでも同じ人が上司であり続けることはありませんし、即時に給与が下がる事は無いので心配する必要はありません。
仕事が終わらない人へ 終わらないと何が起きますか?
そもそも、その仕事が終わらないとどんな影響があるのでしょうか。
仮に「顧客に怒られる」「上司に怒られる」だったとした場合、怒られた次にどんな影響がありますか?
「周囲の人に影響が出てしまう」といった理由の場合も、具体的にどのような影響が出て、周囲の一人一人の私生活にまで思考を巡らせ、影響の範囲を考えます。
具体的な方法としては「この仕事が終わらないと誰にどんな影響があるか」について、100個を目標に書き出してみることです。
要は影響の範囲・深さを因数分解していくわけです。
100個を書き出して俯瞰してみると、一つ一つの個別事象については、以外とシンプルに解決できるイシューだったりします。
漠然と「仕事が終わらないと影響が出る」ではなく、具体的に、誰に・どんな・どの位の影響が出るのかを考えてみましょう。
仕事が終わらない人へ 「誰かに嫌われないか」と考えていませんか?
これは結構根深い問題です。
これまでの人生の中で、他者と喧々諤々のやり取りをした事のない若手からすると
- この人が気分を害さないか(顧客や上司、同僚など)
- このアクションをすることで、誰かに嫌われないか
という思考に陥ることがあります。
何をどこまでやったら嫌われるか?という人間対人間の関係のサジ加減が分からないので、暗中模索になってしまうわけです。
これに関しては、
- 仕事上で絡む人については、気分を害されても良い(仕事以外の部分でフォローできれば良い)
- 例え嫌われたとしても、仕事を離れた自分には有人や家族がいる
というように、考え方を変えるしかないです。
言ってしまえば所詮仕事上の付き合いです。
どちらかが部署異動したり転職したりすれば、余程努力しない限りその関係は希薄になってしまいます。
「仕事上であれば嫌われても良い」というように、あるべきマインドセットを切り替えるのが得策です。
実際のところ、多少相手から嫌われたとしても、その後の仕事の中でリカバリできるタイミングは沢山訪れます。
仕事が終わらない人へ その仕事、本当にやりたい仕事ですか?
究極はこれ。
「その仕事は、心の底から本当にやりたい仕事なのか」を、立ち止まって考えると良いと思います。
生活のためにイヤイヤ我慢しながら今の仕事を続けているサラリーマンは多いと思いますが、仮に心の底から本当にやりたい仕事だったら、仕事が終わろうが終わらなかろうが気にしないと思います。
※「心の底から本当にやりたい仕事」だった場合は、仕事の完成品質にこだわるようになるため、多くの場合その仕事は終わらなくなります。
関連記事はこちら。お時間がありましたらどうぞ。
-
サラリーマンは好きな事が仕事になると最強
続きを見る
-
大企業の中で楽しい仕事を探そう。
続きを見る
仕事が終わらない人へ その仕事、終わらせる必要ありますか?まとめ
「仕事が終わらない!」と感じた時は、以下をチェックすると良いです。
- 仕事を抱え込んでいないか
- その仕事が終わらないと何が起きるか
- 「誰かに嫌われないか?」と考えていないか
- その仕事、本当にやりたいのか
仕事が忙しいと根本的な部分に目が行かなくなりがちなので、一度原点に立ち戻ると良いと思います。
その他、スマートに働くための記事のまとめはこちらです。
-
スマートに働きたい人におすすめのテクニックまとめ
続きを見る