タップできるもくじ
文系営業職が1週間で合格するためのG検定対策(JDLA ディープラーニング ジェネラリスト検定)
締め切り日に申し込んだG検定。約一週間、20時間前後の勉強時間で合格しました。
当時文系営業職だった私の対策方法をまとめてみます。
前提知識がほぼ無い状況でG検定の受験を考えている方におすすめの記事です。
記事を書いた人
元営業という経歴を活かしながら、金融・製造・流通業のお客様を中心にAI活用コンサルや定着支援・人材育成の支援をしたり、講演や執筆活動など幅広く活動しています。
ヤエリ(@yaesuri_man)
普段のお客様との会話の中でよく話題に出るこのテーマ。
技術畑ではないものの、長らく現場の実務に携わってきた視点は喜ばれることが多いです。
ポイント1:テキストはkindle版も買う
とにかく、まずはこちら。
テキストは紙版(通常の本)以外に、kindle版も購入しておきましょう。
ご存知の通り、この試験は実質的に、試験中にネットや本を参照することが許されています。
そのためkindle版も購入しておき、本当に分からない問題を検索できるようにしておくのが得策です。
- 紙版に手書きで記入した自身の情報には意味がある(その方が頭に入りやすい)
- 受験費用が1万円以上するので、落ちて再受験する費用を考えたら安上がり
だからです。
公式には多数の推薦図書が掲載されていますが、とりあえず購入すべきは以下3冊です。
どちらか1冊で大丈夫です。紙版とkindle版両方を準備しておきましょう。
持っていない人は必ず購入しておきましょう。もちろん紙版とkindle版の両方です。
こちらは本番時の検索用ですので、kindle版だけ用意しておけば大丈夫です(紙版は分厚くて読み切れないです。。。)。
上記3冊を完璧にマスターし、時間が余ったらその他推薦図書に手を出しましょう。
その他の推薦図書は有益ですが内容が難しいため、「とりあえずG検定に合格したい」という初心者には不向きです。
ポイント2:過去問の代わり「Study-AI『G検定模擬試験』」は必ずやっておく
当記事更新時点では、G検定の過去問題集は市販されていません。
そのため公式テキストか黒本を解くしかないのですが、Study-AI社が無償提供してくれている「G検定模擬試験」から、一字一句違わない問題が出る事が確認されています。
勉強時間が無かったとしても、最低限この模擬試験には目を通しておきましょう。
なお私は万全を期して、当模擬試験のHTMLをローカルに保存しておき、本番時に検索できるようにしておきました。
ポイント3:記憶に残りやすいオンライン講座をやっておく
記憶に残りやすいオンライン講座をやっておくのもおすすめ。
コースにもよりますが、1週間あればなんとか終えることができます。
Udemy「みんなのAI講座 ゼロからPythonで学ぶ人工知能と機械学習」学習時間目安:5時間
ベネッセが主催する、プログラミング未経験者を対象にしたコース。
数学や統計的な知識はそこそこに、文字通り人工知能と機械学習をゼロから学習できます。
受講生2万人以上、4千人以上の評価者から、5段階中4.0の評価を得ている、万人におすすめできる優良講座。
かつ、1,000円~から受講できるので、恐らく今回ご紹介するオンライン講座の中では一番現実的な選択肢です。
当然ですが、環境はWindowsでもMacでも大丈夫。
一点だけ注意点としては、絶対に定価(15,000円)では買わないこと。
頻繁にセールをしており、90%OFFで買えることがあるからです。
Udemyは購入後30日以内であれば、返金OK(観た後でも返金できる)ので、セールをしていたらまずポチっておくのが正解です。
資格スクエア「G検定対策講座」学習時間目安:17時間
G検定を開催している日本ディープラーニング協会の有識者会員、かつG検定公式テキストやAI白書の執筆にも携わる、浅川真一講師によるオンライン講座です。
出題範囲全てをカバーしていますので、これさえ受講しておけば確実に合格に近づくことができるでしょう。
シラバスはG検定に準拠。かつ受講すればオリジナル問題集(PDF200問分)をゲットできますので、試験当日の検索用として有効。
書籍による独学での試験対策が苦手な方におすすめです。
値段が張るので、まずは会員登録&資料請求をするのが良いです。
Aidemy G検定対策講座(上・中・下)学習時間目安:32時間
AIプログラミング学習サイトで有名な「Aidemy」。
こちらも、浅川真一講師によるオンライン講座です。
講義形式での説明を見て、演習を繰り返す形。
上・中・下に分かれており、それぞれ10時間、8時間、14時間。
計32時間を要するボリュームです。
申し込みにはお金と覚悟が必要。
無料のオンラインビデオカウンセリングがありますので、まずは気軽に内容を問い合わせてみましょう。
ポイント4:試験中効率よく検索するために
勉強の本質ではありませんが、試験中に効率よく検索する技術も大事です。
誰でも出来る以下のような努力は怠らないようにしましょう。
歴史や人名はプリントアウトしておく
- AI研究における主要人物と主な研究結果
- 代表的な確定的モデルと確率的モデルの一覧
- AIに対する各国の施策
などは、語呂合わせをトライしても完璧な暗記は難しいです。
該当ページを紙にプリントアウトしておき、試験中に参照できるようにしておきましょう。
公式テキストの該当ページをすぐに開けるように準備
試験に出るであろう以下のようなページに付箋を貼り、すぐに開けるようにしておきましょう。
- AI研究の歴史
- ディープラーニングの基礎
- 画像認識、音声認識、自然言語処理
- ILSVRCの歴史
- 混同行列
kindle版のスタンバイはもちろんですが、やはり自分が書き込みした内容は本の文字列とはまた違った意味合いを持ちます。
公式テキスト巻末の索引は粗すぎるため、試験中にすぐ調べられるように、索引を手書きで補完しておきましょう。
「Study-AI『G検定模擬試験』」の問題はHTML保存し、別窓で開いておく
前述の通り、Study-AIの模擬試験は一字一句違わずそのまま出題されることが知られています。
試験問題と解答の一覧を、HTML保存し、別窓で開いておき、いつでも検索できるようにしておきましょう。
それでも分からない単語をすぐにググれるように準備
ノートPCの小さな画面での受験は非効率です。
会社に行き、大画面のモニタに接続して受験しましょう。
小さなモニタでブラウザを切り替えて検索するのは非効率ですからね。
モニタを持っていない学生さんはいっそのこと購入してしまいましょう。
ノートPCに接続し「画面を拡張する」で使用すれば、作業効率が全然違います(はかどります)。
23インチが1万円ちょっとで変えてしまう時代です。
PCと回線を冗長化しておく
この試験はオンラインの2時間一発勝負です。
当日「ネットに接続できない!」などのアクシデントが起きると、終わります。
心を乱さないためにもPCと回線は冗長化しておきましょう。
ちなみに私は試験当日は会社に出社して、
- 個人PC(スマホのテザリング)
- 会社のPC(会社のLAN)
の冗長構成と取りました。
休日の会社は誰もおらず、宅急便も届かないので落ち着いて試験を受けられます。
学生さんであれば中古のPCを購入し、自宅のWiFi+スマホのテザリング環境を準備するのも良いと思います。
法人の払い下げモデルであれば、PCは1万円台で購入可能です。
-
貧乏サラリーマンにおすすめ 自宅用1~2万円台中古PC4選
続きを見る
文系営業職が1週間で合格するためのG検定対策(JDLA ディープラーニング ジェネラリスト検定)まとめ
ここまで、G検定の内容を理解する本質とはかけ離れたテクニックをご紹介させて頂きましたが、実はこの準備をしている過程で、結構頭に入ってきます。
例えば、
- 歴史や人名はプリントアウトしておく
- 公式テキストの該当ページをすぐに開けるように準備
あたりの施策は、準備すること自体で記憶に残すことができるので、おすすめです。
G検定試験は難しいことは難しいですが、それでも合格率6割以上、落ちる人の方が少ない資格です。
テクニックでも何でも良いので、なりふり構わず合格して、次のステップに進みましょう!
G検定に合格すると、転職オファーの質が変わったり適正年収の増額が期待できる
そんなG検定ですが、合格すれば転職オファーの質が変わったり、転職時における適正年収の増額が期待できます。
職務経歴書への資格記載有無でチェック可能。
合格前と後で比較してみてください。
という方は、以下のサイトがおすすめです。
※個人的には転職サイトを介しての転職はおすすめしていません。
自分の市場価値を正確に知るために活用しましょう。
-
ハローワーク&リクナビいらず 転職先は仕事中に見つけ、確保する
続きを見る
G検定「手抜き」合格テクニック
約一週間、計20時間の勉強時間で合格した私。
当サイトで紹介しているG検定「手抜き」合格テクニックをnoteの記事にまとめました。
時間の無い方は是非こちらをご覧ください。
その他、G検定関連のまとめ記事とおすすめ書籍はこちら。
合格ラインや過去問、勉強法、過去の合格発表タイミングなどなど、G検定関連だけで20本近くの記事があります。
是非これらを読んで合格して頂いて、次のレベルを目指してください。
-
G検定関連の記事まとめ(JDLA ディープラーニング ジェネラリスト検定)
続きを見る
おすすめ参考書
時間があるならオンライン講座