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G検定に落ちた人に理由をヒアリングしてみた(JDLA ディープラーニング ジェネラリスト検定)
合格率6割以上という、比較的受かりやすいと言われているG検定(JDLA ディープラーニング ジェネラリスト検定)。
過去の試験の合格率は以下の通りです。
◀スマホは左スライドで表示できます
実施回 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
2017 | 1,448 | 823 | 56.8% |
2018 #1 | 1,988 | 1,136 | 57.1% |
2018 #2 | 2,680 | 1,740 | 64.9% |
2019 #1 | 3,436 | 2,500 | 72.8% |
2019 #2 | 5,143 | 3,672 | 71.4% |
2019 #3 | 6,580 | 4,652 | 70.7% |
合計: | 21,275 | 14,523 | 68.3% |
しかし言い換えると、毎回4割くらいの人が落ちるのがこの試験。
私の周りにも、G検定に落ちてしまった人が3人います。
落ちてしまったその原因を、当事者にヒアリングしてみました。
記事を書いた人
元営業という経歴を活かしながら、金融・製造・流通業のお客様を中心にAI活用コンサルや定着支援・人材育成の支援をしたり、講演や執筆活動など幅広く活動しています。
ヤエリ(@yaesuri_man)
普段のお客様との会話の中でよく話題に出るこのテーマ。
技術畑ではないものの、長らく現場の実務に携わってきた視点は喜ばれることが多いです。
G検定不合格1人目:27歳女性(IT企業勤務)
一人目はIT企業に勤める27歳の女性。私の後輩です笑
27歳女性(IT企業勤務)のスペック
- 東大院卒
- 技術研究部門の調査職
- Oracle Masterやアプリケーションスペシャリストなど各種資格保有者
- TOEIC860点
- AI・機械学習系の知識はほぼゼロ
申し込み後に追い込みをかけるつもりだったのですが、バーストプロジェクトに投入されてしまい、全く勉強時間を取ることができませんでした・・・。
試験中検索できるのでなんとかなるかなぁと思っていましたが、やはり甘かったです。
試験終わった瞬間に「落ちた・・・」って思いました。
彼女の場合、勉強時間を全く取れなかった事が原因だったようです。
いくら合格率が高いといえど、勉強時間ゼロで合格できるほど甘い資格ではなかったということですね。
G検定不合格2人目:33歳男性(IT企業勤務)
2人目はIT企業に勤める33歳の男性。こちらも私のかわいい後輩です。
33歳女性(IT企業勤務)のスペック
- MARCH学卒
- 各種アプリケーションを中心とするコンサルティング営業
- 資格は基本情報処理のみ
- TOEIC730点
- AI・機械学習系の知識はほぼゼロ
大規模案件の提案と重なってしまい、ほとんど勉強できなかったんです・・・
また試験当日は奥さんが仕事だったので子供の面倒を見なければならず、集中できなかったというのもあり。
これ、言い訳じゃなくてマジです!
こいつは言い訳がましい奴なので話半分で捉えた方がよさげですが、本当に赤ちゃんがいるので、半分は本当かもしれません。
勉強時間が少なかったことと、試験中の準備が疎かだったということでしょうか。
小さい子がいるご家庭は、試験日は誰かに子供を預けるとか職場で受験するとか、何らかの対処が必要ですね。
G検定不合格3人目:35歳男性(食品メーカー勤務)
3人目は私のお客さん。
35歳男性(食品メーカー勤務)のスペック
- 旧帝大卒(学卒)
- 食品メーカーのIT部門のチームリーダー・課長
- 詳細不明。応用情報、ネットワークスペシャリスト、情報セキュリティスペシャリストなど複数の資格を保有している模様
- TOEIC未受験
- AI・機械学習領域は、pythonで簡単なコードを書いた事がある程度
とはさすがに聞けませんでした。お客様なので・・・。
当人の同僚の方に聞いた話によると、机の上にG検定関連の書籍が複数散らばっていたものの、やはり業務が忙しく、あまり勉強時間を確保できなかったようだとの事。
また関係あるか分かりませんが、試験前日に新人歓迎会があり、遅くまで飲みに行っていたようです。
これがどう影響したのかは謎ですが、少なくとも深酒が翌日試験にプラスに働くことは無いでしょう。
G検定に落ちてしまった人の共通点
G検定に落ちてしまった人の共通点をまとめます。
勉強時間の確保
まずはこちら。
バースト案件や大規模案件など、実業務が忙しくて勉強時間を取ることができなかったというのが共通点です。
G検定は定期的に開催されるので、足元の業務と比較すると、どうしても優先度を落とさざるを得ない状況も発生してしまうようですね。
なかなか難しい問題ではありますが、例えば上司や同僚などに事前に試験を受ける事を伝えておいて、協力を仰ぐというのは一つの手かもしれません。
お客さんの都合第一な営業職だとちょっと厳しいですけどね・・・。
「持ち込み可能な試験である」「合格率が高い」という油断
これも共通点の一つです。
試験中にネットや参考書を参照するのが実質許されているのがG検定。
かつ合格率も高いため、「試験中に効率よく検索さえすれば受かるのではないか」という油断があったのではないかと思います。
少なくとも私の後輩2人はそうでした。
この資格は受験者のレベルが高いので、「合格率が高い=簡単 ではない」と考えた方が良いです。
2回目の受験で合格している
朗報としては、3人とも次の試験で無事に合格しているということ。
やはり一度受験すると、勉強の勘所が分かったり、さすがに2回目は落ちられないという崖っぷち状況になるのでしょうか。
初回は捨て受験して、二回目で本気を出す、という方法もアリかもしれませんね。
・・・受験料が高いので私はイヤですけど。
G検定に落ちた人に理由をヒアリングしてみた(JDLA ディープラーニング ジェネラリスト検定)まとめ
基本的にはしっかり勉強をすれば誰でも合格できる資格。
ですが、業務都合で勉強時間が取れないとなると辛いですよね。
皆さんも是非スケジュールをうまく調整して、万全の体制で試験に臨んで頂けたらと思います。
G検定に合格すると、転職オファーの質が変わったり適正年収の増額が期待できる
そんなG検定ですが、合格すれば転職オファーの質が変わったり、転職時における適正年収の増額が期待できます。
職務経歴書への資格記載有無でチェック可能。
合格前と後で比較してみてください。
という方は、以下のサイトがおすすめです。
※個人的には転職サイトを介しての転職はおすすめしていません。
自分の市場価値を正確に知るために活用しましょう。
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G検定「手抜き」合格テクニック
約一週間、計20時間の勉強時間で合格した私。
当サイトで紹介しているG検定「手抜き」合格テクニックをnoteの記事にまとめました。
時間の無い方は是非こちらをご覧ください。
その他、G検定関連のまとめ記事とおすすめ書籍はこちら。
合格ラインや過去問、勉強法、過去の合格発表タイミングなどなど、G検定関連だけで20本近くの記事があります。
是非これらを読んで合格して頂いて、次のレベルを目指してください。
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