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仕事で評価されない人は「報告の仕方」がヘタ ~評価は後からついてこない~
年間数千人のサラリーマンにお会いしている私。
残念なことに、仕事の実績を直接評価に結び付けられていない人をよく見かけます。
それどころか、自分が評価されないだけでなく、その上司や周囲が、本人の知らない所で手柄をさらっているというような状況もちらほら。
以下のような人に向けて「どうすれば評価されるか」をまとめてみました。
この記事を読んで欲しい人
- 仕事で成果を出している
- 協調性や勤務態度など、人間性も問題なし
- 社内や取引先(仕入先)より、お客様第一
この記事では、
- 評価してもらう、適切な相手
- 正当に評価してもらう方法
- 注意点
について記載していきたいと思います。
ココがポイント
ポイントをおさえれば、正当に評価してもらうことは簡単
評価されない人は「仕事が終わった後の報告」を意識する
「仕事が終わった後の報告」を気にするサラリーマンは少ない
既に十分な結果を出しているあなた。
また周囲との協調性や勤務態度など、社会人としての人間性の部分も申し分無し。
なのに、なぜか評価されない。
その理由の一つは「仕事を終えた後の、社内への報告の仕方の違い」と断言します。
この報告の仕方で、社内からの評価が全く変わります。
報告シーンを思い描いたうえで、逆引きして案件を進める
普段の仕事においても、まず「仕事を終えた後の報告」を思い描き、そこから逆引きして仕事の進め方を検討します。
- いつ誰に、誰とどういう報告をしたら評価されるのか
- そのために、どのような仕事の結果があれば良いのか
仕事が評価されないサラリーマンに、決定的に不足しているのがこの視点。
評価されるサラリーマンは、人に言われるまでもなくそれに気づいて(もしくは無意識に)実践しています。
ココがポイント
業務完了後の報告シーンを意識し、そこから逆引きして「どんな報告をするためにこの仕事をするか」
仕事が評価されない人は、評価者の優先度を意識する
サラリーマンが評価されるべき相手の優先順位は
step
1上司
step
2取引先パートナー(仕入先)
step
3顧客
です。
- まずは上司に評価される事を考える
- 次に、取引先に評価される事を考える
- 最後に、顧客に評価される事を考える
よく「お客様は神様です!」な営業マンにアリガチな、顧客評価を第一に考えるのは、サラリーマンとしては間違い。
普段の業務で良い結果を出していれば、顧客評価は自動的に付いてくるからです。
一方、上司と取引先に評価されるのはコツが必要。
そのコツを説明します。
仕事の成果を正当に評価してもらうコツ
この記事の本題です。
上司も取引先パートナーも、基本的な方法は一緒となります。
自分以外の第三者から報告してもらい、自分を褒めてもらう
人間は不思議なもので、評価対象者から良い報告を受けるよりも、第三者から聞いた何気ない一言を信じる傾向にあります。
ですのでこれを逆手に取るイメージ。
1.上司に評価される方法
大企業であれば、多くの場合は複数人で構成されるチームで案件に対応します。
案件が無事完了したら
- 自分は同僚の上司に、同僚のヨイショ報告を行う
- 同僚には自分の上司に、自分のヨイショ報告をしてもらう
のです。
本来の報告ルート以外からの(外部からの)かしこまった報告は不自然ですので
- 別の会議の時
- 喫煙所の立ち話
- 他の案件で一緒になった時
など、さり気ない場で報告する/させるのがポイント。
もちろん、偶然を装ってこの報告の場をアレンジするわけです。
2.取引先パートナーに評価される方法
こちらも考え方は同じです。
大きな案件であれば、取引先パートナーが上層部と一緒に、自分の会社(自分の上司)に案件受注のお礼に来るケースがあると思います。
その際に
- 自分は取引先パートナーの担当者の上司に、担当者のヨイショ報告を行う
- 担当者には自分の上司に、ヨイショ報告をしてもらう
です。
言うまでもなく、あからさまヨイショになっては逆効果。
報告内容には
- 担当者間で、普段どんなやり取りをしているのか
- 案件受注に向けどんな作戦を立てているか
- 具体的に何が良くて受注できたのか
- お互いどの部分を補完し合っているのか
等を端的に差し込みましょう。
これで、お互いが上司に評価されるだけでなく、上司から信頼を得ることもでき、次の仕事が進めやすくなります。
上司に仕事を手伝ってもらいやすくもなるでしょう。
一般的な企業であれば、役職が上がれば上がるほど決裁範囲が拡がるため、より大きな仕事を仕掛けるチャンスが生まれるのです。
取引先パートナーとの間で厚い信頼が生まれれば、自社だけではできなかった領域のビジネスチャンスも拡がります。
更には、最悪今の会社で不遇な立場に置かれた場合にも、そのパートナー企業に再就職することも夢ではありません。
※再就職先を複数確保しておくことの重要性は、また改めて記事にしたいと思います。
注意点
報告をする上で、いくつか注意点があります。
報告はあくまでさり気なく、自然体で
- 自分は同僚の上司に、同僚のヨイショ報告を行う
- 同僚には自分の上司に、自分のヨイショ報告をしてもらう
同僚と結託していることを勘繰られたら逆効果です。
通常とは違うルートの報告ですので、あくまで自然な場をセットしましょう。
このあたりは空気を読む、場のセッティング力が求められます。
心から感謝した事のみを伝える
あからさまなヨイショ報告は必ずボロが出ます。
仕事を推進する中で、相手の上長に報告するそのタイミングを思い描き、常日頃から相手の良い点を見つけ出す努力が必要です。
心の底から感じた真意であれば、相手にも伝わりやすくなります。
報告の場数をこなしていると、「どういう報告をすれば嘘臭くない感謝を伝えられるか」も分かってきます。
これが分かると、仮に案件中にお世話にならなかったとしても、「お化粧」した報告でチームメンバーの評価を高めることも可能。
言い換えると、チームメンバーから自分の上司へ「お化粧」した報告をしてもらう事もできます。
案件中に活躍しなかったとしても、自分自身の評価を高めてもらえるわけです。
これらの前提にあるのは、チーム内の結束力。
このあたりは日ごろの関係性が重要でして、
- この人を出世させるためだったら協力したい
- この人と組んでおけば、もしかすると自分も評価されるかもしれない
というエッセンスを普段のやり取りの中にちりばめておくか、人間系(友達である、飲み仲間である、とか)で攻める方法も一つです。
報告した相手の反応を、即座に本人にフィードバックする
相手の上司に報告した際の上司の反応は、必ず本人に即座にフィードバックしましょう。
上司から裏を取られる場合があるからです。
このあたりのチームワークが、良い仕事をする上でも効いてきます。
仕事で評価されない人は「報告の仕方」がヘタ ~評価は後からついてこない~ まとめ
仕事のできるサラリーマンは多いですが、評価を意識する人は本当に少ないのが残念。
ちょっとした工夫で上司からの評価は簡単に上がりますので、是非明日からトライしてみて下さい。
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