タップできるもくじ
仕事はどんどん部下に任せよう
- いつになったら、こいつは仕事できるようになるんだろう
- なんでこんなに時間がかかるんだろう
- 自分でやった方が早いし、良い仕事ができそう・・・
こんな事を考える駆け出し管理職の人は多いと思います。
しかし、やはり
仕事はどんどん他者(特に部下)に振っていくべきです。
この記事は、少し仕事ができるようになったと勘違いした20代の自分に向けてのメッセージです。
仕事はどんどん部下に任せよう 部下の成長のため
任された仕事を最後まで一人で完遂することが、成長への近道だと思います。
「部下に任せずに自分がやった方が早いよ・・・」
と考えている管理者は、せっかくの部下の成長の機会を奪ってしまっています。
仕事はどんどん部下に任せて、失敗もしてもらって、成長してもらったほうが、部下のためにもなるのではないかと思います。
一つだけ注意点は、
- 失敗しても良い仕事は、失敗させる
- 失敗が許されない仕事は、失敗させない
このあたりのマネジメント責任は上司が負うべきです。
部下の成長のために、敢えて失敗させるというマネジメントはありますが、組織的に失敗が許されない仕事は失敗させてはいけません。
ここはうまくマネジメントして、部下を成功に導いてあげる必要があります。
これは上司の大切な役目だと思います。
仕事はどんどん部下に任せよう 自分の成長のため
とは言っても、一つの仕事を全て部下に任せるのは、管理者からするともの凄く勇気がいる事だと思います。
万が一部下が失敗したら、それは仕事を任せた自分自身の失敗になるわけですから。
ここでマイクロマネジメントに走らず、失敗の直前まで部下に任せて、失敗しそうになったらフォローをする。
これが理想ですが、これを実践するにはかなり難しいマネジメント力が要求されます。
このマネジメントの中で、管理者としての自分自身も成長できる機会が出てくるわけです。
部下を持って初めて管理者1年生。
部下に仕事を任せつつ、自分自身も成長していきましょう。
仕事はどんどん部下に任せよう 組織の発展のため
組織は個人の集合体ですから、個人の成長なくして組織の成長はありえません。
- 部下に仕事を任せることで、部下を成長させる
- 部下に任せた仕事を完遂させることで、任せた自分自身も成長する
- かつ、任せた分、自分はもう一段上の仕事に挑戦する
これをやっていかないと、組織は成長しないわけです。
組織を成長させる事も管理職の役目。
「自分がやった方が早いな・・・」という目先の事象に囚われる事なく、組織全体の成長に目を向けるようにしましょう。
仕事はどんどん部下に任せよう 注意点
注意点は、上の方にも少し書きましたが「失敗してはいけない仕事を任せた場合に、いかに失敗を未然に防止するか」です。
※敢えてどうでも良い仕事を振って失敗させて学習させる、というマネジメントもありますが、ここでは省略します。
失敗を未然に防ぐと言っても、マイクロマネジメントに走ってはいけません。
部下のモチベーションも無くしてしまいますし、自分自身のリソースも割かれてしまいます。
部下にどのタイミングで報告をさせるかについては、与えた仕事の大きさにより完遂までの時間が異なってくるため何とも言えません。
一例として私の業界では、1件あたり数千万の案件を取り扱っていますが、この場合であれば最低週一回の報告を義務付けています。
加えて、常日頃の会話の中で、それとなく状況を確認したりして、部下のやる気を削ぐことなく失敗を未然に防ぐ努力をしています。
かしこまった会議の場では部下も緊張してしまいますので、喫煙所での日頃の会話などをうまく活用し、コミュニケーションを取るのが効果的ではないかと考えます。
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