数年前から、週二回程のペースで英会話教室に通っています。
累積勉強時間が20,000分(約330時間強)を超えたことと、英会話を始めてから初めて海外出張と相成ったため、その成果を記事にしてみたいと思います。
英語を勉強しようかどうしようか、なかなか踏み切れずに悩んでいた過去の自分へのメッセージです。
この記事の結論は
「案ずるより産むがやすし。迷っているなら早く始めた方が良いです」
です。
タップできるもくじ
英会話開始前の私の実力
以下の通り、完全な素人でした。
- 高校受験以来英語の勉強をしていない ※高校では全く勉強しなかった
- 仕事でも、英語が必要となる場面からは逃げまくっていた
- 当然TOEIC未受験。恥ずかしくて受ける気にならない。「そのうちAIが翻訳代行するので不要」と本気で思っていた
そんな私でしたが、とある英語勉強会に参加した際、
- 語学は、やればやっただけ伸びる
- 何かを始めるのに遅いという事は無い
- 100歳のおばあさんの言葉「こんなに長生きするなら60歳の時からバイオリンを習っておけばよかった。そうすれば今頃プロの腕前になれたのに」
という話に刺激を受け、その場でTOEICを申し込みました。
ちなみに全く勉強せずに受けた初めてのスコアは395点(L230R165)でした。
英会話教室の内容
会社が用意してくれたプログラムです。
一回90分の英会話教室を週2回。
クラスは少人数制で、対象となる学力目安はTOEIC500点からという感じです。
経過
①開始から6ヵ月(勉強時間0~50時間)
最初私は、TOEIC500点以下の人を対象とした初心者クラスに入りました。
英語を喋りまくるというよりは、先生の後を追って発音の練習をしたり、テストを解いたりなどです。
先生も超初心者に合せてかなりゆっくり喋ってくれるので分かりやすかったのですが、個人的にはすぐに「ちょっと違うかな・・・」と思い始めました。
もっと、滝のように沢山の英語を聞いて喋りたいな~と思い、半年経った時点で無謀にも中級クラスにクラスチェンジさせてもらいました。
※ちなみに中級クラスはTOEIC600点以上が目安です
②開始から1年(勉強時間51~100時間)
中級クラスは初級クラスと違い、毎日一人一つ日常生活のトピックや気になったニュースについてスピーチをし、それを元に皆でディスカッションするような流れでした。
中級クラスでの初めての授業は今でも忘れません。
自分から中級クラスへのチェンジを申し出たものの、英会話前日になると決意が揺らぎ、明日は何を喋ればよいのだろうか・・・と色々思い悩み、中級クラスに申し込んだことを心の底から後悔しました。
業務都合でサボろうかと何度も思いました。
やっとの思いで参加はしてみたものの、案の定先生の話は難しく全く聞き取れませんでした。
更にプレッシャーだったのは、自分以外の他の生徒は全員先生が何を喋っているのか大体理解できているように見受けられたこと(実際理解していました)。
自分だけが授業に付いていけていない疎外感。
またやっとの思いで自分がしどろもどろ喋っても、先生含め周りの生徒も皆誰も私の英語を聞き取れず「こいつ何言ってるんだ?」と場の空気が凍ってしまいます。
それを恐れて余計喋ることが怖くなる負のスパイラル。
真夏でもないのに冷や汗タラタラ、毎回滝のような脇汗をかいていました。
③開始から2年(勉強時間101~200時間)
2年目(中級クラスに入ってから半年)経過したあたりから少しだけ状況が変わります。
少しずつ先生や生徒とも打ち解けることができ、少しずつではありますが私のキャラを出せるようになってきたのです。
特にパーソナル情報を含む私の人となりを理解してもらえたことは、英会話教室を続ける上で結構大きかったと思います。
お互いの素性が分かる事で、完全に聞き取れなかったとしても「この人は何を言いたいのか?」くらいであれは雰囲気で通じ合えるようになってきたのです。
何となくではあるものの、通じる。こうなると英語を喋るプレッシャーが一気になくなりました。
④現在(勉強時間201~300時間)
現在はもうノープレッシャーで英会話に参加することができています。
「今日は何を話そうかな」と事前に色々考える事も、なかなか楽しい作業です。
特に難しいトピックにトライするときは、どういう単語をチョイスすれば相手に伝わるのか?というような点もよく考えながら準備をしています。
自然とその単語は覚えてしまうのです。
私自身と、身の回りに起きた変化
私はこの歳になって英会話を始めたことを周囲に公言しています。
すると、上司を含む色々な人から、会社が特別に実施している英会話研修を紹介してもらえたり、海外案件の話を振ってもらえるようになってきたのです。
案件を頼むほうの気持ち的に、努力していない人よりしている人に話を振ってあげたいな、と思うのではないかと想像しています。
また先日英会話を開始してから初めて海外出張に行く機会があったのですが、ここで少し手ごたえを感じました。
- 仕事上の相手とのやり取りは、こちらを理解しようとしてくれる相手なら通じました。製品の話やとある海外サイトの話題、ジョークで相手を笑わせたり、全員の前で英語でスピーチする、なんて場面もありました。
- 日常会話についても特に問題ありませんでした。タクシーで目的地を伝えたり、道を聞いたり。
- ※コンビニに歯ブラシを買いに行ったのですが在庫が補充されていませんでした。店員にお願いしてもガン無視。烈火のごとくまくしたて、バックヤードから在庫を持ってこさせたりしました。
今までは「英語が通じなかったらどうしよう・・・恥ずかしいな」とビビっていたのですが、通じない相手に対して「なんで分からないんだよ!」と、逆に腹立たしい気持ちが先立つようになりました。
当然、キレながら話すと声も大きくなります。
委縮して小声で話す時より相手は聞き取りやすいでしょうし、結果として通じやすくなるのでしょうね。
※偉そうに書いてしまいましたが、流暢に喋るネイティブとの意思疎通は難しかったです。フォーマルなビジネスミーティングも全く無理。また同時通訳とかは一生かかっても無理だと思います・・・
振り返りと反省
- 複数人の英語教室の場合、自分に合う先生と生徒(教室の雰囲気)選びは非常に大事。初めに人間関係が出来たことは自分にとってラッキーだった。
- 「うまく喋れないとかっこ悪い」と思う気持ちを捨てるのが遅すぎた。もっと早く気づいていたら、もっと早く成長できたと思う。
- そもそも、もっと早く始めておけばよかった。
です。
特に最後は大事です。初めの方にも記載しましたが、語学はやればやるほど上達するので、始めるなら早い方がトクです。
おすすめ勉強方法はこちら
TOEIC未受験から600点を目指す人向けのおすすめ学習法をまとめます。
独学で学ぶ
独学で学ぶ場合は、とにかくスコアアップを目指せる、評判の良いものを選びましょう。
おすすめは公式問題集と金のフレーズ、直前の技術です。
とりあえずこの3冊だけやっておけば600点は間違いなく取れます。
オンライン英会話で学ぶ
お手軽にオンライン英会話で学びたい人は「スタディサプリ」がおすすめです。
リクルート子会社のリクルートマーケティングパートナーズが運営しているインターネット予備校。
TOEICスコアアップに定評があります。
英会話スクールに通う
英会話スクールでの学習はTOEIC未受験勢のListening対策に非常に有効ですが、忙しいサラリーマンはなかなか時間が取れないもの。
私がおすすめするのは、時間と場所を選ばない「LANCUL」です。
LANCULの特徴は、通常のカフェやバーで、ざっくばらんな会話を楽しめる点。
正確な発音の訂正などはありませんが、金額も安いので、まずはライトに、英会話に慣れるにはうってつけです。
まずは無料体験で雰囲気を掴むのも良いでしょう。
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