社内で結構よく話題になる「起業で失敗しても、再就職は意外と簡単」説。
弊社もそうですが、他の会社の人事部の方の話を聞いても、皆さん一様に同じ事を仰います。
ただ、今まさに会社を飛び出して起業を目指している方にとってはかなり気になる話題ではないかと思います。
そんな方々の後押しをしたいと思い、記事を書いてみました。
実際、企業に失敗しても、サラリーマンとしての再就職は意外と簡単です。
加えて私は、「仕事が合わなかったらさっさと辞めましょう」という考え方です。
転職、起業はどんどんチャレンジすべき。失敗した方に対しても寛容(むしろその経験を評価すべき)な、優しい世の中になっていくことを願っています。。
※表題の通り、最後に「但し」があります。
タップできるもくじ
起業に失敗しても、再就職は意外と簡単 元々本人が優秀だった
これは結構あると思います。
そもそも起業を選択肢に入れる方は、一般的に平均的なサラリーマンより高スペックで頭の切れる方です。
そういう人材は多少サラリーマンを離れていたとしても、企業が放っておかないですよね。
ちなみにメルカリの樫田さん(@hik0107)、現在はデータアナリストチームを率いてマネージャーをやられているものの、同社に入社する直前はニートですからね・・・
早稲田理工、外資コンサル、スタートアップ取締役を歴任しており、元々優秀な方だったというわけです。
起業に失敗しても、再就職は意外と簡単 起業でパワーアップした
これが一番あると思います。
起業すると、サラリーマン時代のベーシックインカムがゼロになりますので、親元で養ってもらっている方以外は食べていくために利益を出さないといけません。
この苦労はサラリーマン時代の比では無いと思います。
※私は独立・起業した経験が無いので、これは想像と、人からの聞きづてです。
また新しくビジネスを興すということは、一般的なサラリーマンが経験した事の無い道を歩んでいるわけです。
採用側にとってみれば横並びのサラリーマンより魅力的に映るのは当たり前だと思います。
ちなみに私は、サラリーマンは団体戦、個人事業はゲリラ戦だと思っています。
サラリーマンの団体戦も、紐解いてみるとゲリラ戦の集合体ですので、ゲリラ戦に強い個人事業経験者は、団体戦の中でも威力を発揮するものと考えています。
起業に失敗しても、再就職は意外と簡単 以前よりグレードの低い企業に再就職した
私はあまりこの例を見たことはありませんが、現実的にはこのような例もあると思います。
起業&再就職のタイミングを間違えて、元々勤めていた企業より給料も勤務条件も悪い所に再就職するケース。
日本は豊か。ぶっちゃけ選ばなければどこでも働けますからね。
但し給料や勤務条件が悪化することは、元々の待遇に慣れていた方にとってはあまり良くない事と思いますので、起業するにしてもあらかじめ保険をかけておくことをお勧めしています。
保険のかけ方は以下の記事に記載しています。
答えから言うと「サラリーマン時代の取引先と絡んで、転職先を確保しておく」です。
ハローワークやリクナビを使うよりこの方法が一番効果的ですので、起業や転職を考えていなかったとしても是非明日から実践されることをお勧めします。
起業に失敗しても、再就職は意外と簡単 なんとかなる
結論としては、「企業に失敗したとしても、サラリーマンとしての再就職は意外と簡単で、なんとかなります」です。
- 今の環境で何かモヤモヤしている人
- このままで良いのか?と自問自答している人
- 仕事がちっとも面白くない人
- 毎週月曜の朝が憂鬱で、金曜になるにつれて楽しくなる人
は、仕事を楽しめていない≒人生を損している可能性が高いのですので、膨大な時間を浪費する前に一刻も早く手を打った方が良いと思います。
※私は「楽しい仕事をするのが最強」と考えています。
その理由は以下の記事に記載していますので、ぜひこちらもどうぞ。
起業に失敗しても、再就職は意外と簡単 ※但し※
ここから大事な「※但し」です。
起業に失敗して簡単に再就職できたとしても、元々所属していた起業の待遇より良くなる/同レベルに維持できる 確率は、歳を取るごとに低くなっていきます。
残念ながら今の日本のサラリーマン社会では人材の流動化についてはまだまだ寛容でない面があり、歳を取ってから転職する人の事を良く思わない人事担当が多いためです。
ですので、歳を取っていれば取っているほど、転職や起業など、思い切った行動を起こす時はリスクヘッジを入念にすべきです。
人間、仕事ばかりが人生ではありません。
独り身でしたら自分ひとりが我慢すれば良いですが、奥さんや子供、家族がいる場合は、転職や起業は生活に影響を及ぼす可能性も考えられますので、当然慎重に事を進めたほうが良いです。
最後は若干カタイ話になってしまいましたが、私は20~30代の方はどんどんチャレンジすべきだと思いますし、仮にチャレンジが失敗に終わったとしても優しく受け入れて、再チャレンジを促す世の中になっていくと面白いなと考えています。
※40代以降の方もどんどんチャレンジすべきだと思いますが、失敗した時の受け皿の許容性を求めるには今の日本はもう少し時間がかかるかな・・・という雰囲気です。
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