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ミイダスの仕組みは?自分の市場価値をチェックしてみた結果
最近よく話題になっている転職サービス「ミイダス」。
特に実名などを登録せずに自分の市場価値を調べてくれるそうなので、私がやったらどうなるか、試しにトライしてみました。
ちなみに私のプロフィールはこちら。本業での年収は1,000万です。
ミイダスの仕組み:まずはプロフィール登録
公式サイトは以下からどうぞ。
これがミイダスのトップ画面。
「現在の市場価値を調べる(ユーザー登録)」をクリックし、プロフィールを登録していきます。
登録する情報は以下。
- 性別
- 生年月日
- お住いの都道府県
- 得意な言語(日本人なら日本語ですよね)
- 最終学歴、学校名、学部、卒業年
- 6か月以上の離職経験の有無
- これまでの経験社数
- 現在の在職状況
- 入社年月
- 退職年月(退職している場合)
- 現在の勤務先、業種、従業員数
- 雇用形態(正社員、派遣、アルバイト)
- 年収
- 役職
- 職種
- 担当顧客の、規模・業種
- 担当顧客について(新規顧客メイン/既存顧客メイン/両方)
- 営業スタイル(提案型/ルート型、売切型/継続型)
- 海外営業経験の有無
- 代理店向け営業経験の有無
- 内勤営業経験の有無
- 直近1年の営業目標達成率
- 営業成績の組織内順位
- 営業経験のある商材・サービス
- 取扱経験のある商材・サービスを具体的に
- 取扱商材の単価
- ビジネススキル(マネジメント経験年数)
- 保有資格(英語)
- Excelスキル
- 自動車免許の有無
- 保有資格
結構ボリュームがありますが、インタフェースが秀逸なのでサクサク記入して進んでいけます。
所要時間は約5~10分です。
ミイダスの仕組み:市場価値チェックの結果
約5分ほどで入力完了し、ワクテカしながら出てきた結果がこちら。
・・・。
ちょっとだけ想像はしていましたが、うーん・・・。現状より200万も下がってしまうとは、世知辛い世の中です。
ただこれには理由があると思うので、追って解説していきます。
結果はExcelにコピペして、グラフ化してみました。
ミイダスの仕組み:選考条件に合った企業 年収別社数
まずは各年収帯別(50万円きざみ)の募集社数の分布です。
横軸が年収、縦軸が各年収帯で募集のある社数です。
ボリュームゾーンは年収400万~499万円あたり。
現在の私の年収と同じかそれ以上の企業は、全体の2.7%しかありません・・・。
何も考えずにランダムに会社を選ぶと年収が半額になってしまうわけですね。
悲しい。
ミイダスの仕組み:選考条件に合った企業 業種別社数と平均年収
次に、業種別の募集社数と平均年収を見ていきます。
青い棒グラフが募集社数、オレンジの折れ線が年収です。
年収順にソートしました。
これまた世知辛い結果ですね・・・。
同業のITが最も募集があるのは理解できますが、同業だと年収は600万円くらいです。
興味深いのが、
- 最も年収の高い業種「建設/プラント/不動産」1,026万円
- 最も年収の低い業種「専門商社(日用品/その他)」313万円
で、なんと700万円近い差が生まれていること。
言うまでもありませんが、新卒の方は業種選びは本当に慎重に考えましょう。
年収700万円の差は「やる気があるから」という気合だけで乗り越えられるレベルではなく、実生活にダイレクトに影響します。
サラリーマンなんて仕事内容は大差無いのですから、待遇の良い業界に行くべきです。
私の場合は、まずは年収が高く募集もそこそこ多い「建設/プラント/不動産」でしょうか?
ただ不動産が入っているので、これは恐らくインセンティブ込みの参考年収ではないかと思います。
そう考えるとやはり同業のITですかね。
ミイダスの仕組み:選考条件に合った企業 職種別社数と平均年収
最後に、職種別募集社数(青い棒グラフ)と、平均年収(オレンジの折れ線)です。
こちらも年収順にソートしました。
エグゼクティブとメディカルが最も年収が高いのは理解できますが、それでも1,000万円前後・・・
私の場合、年収は据え置きで、責任だけが増えるイメージでしょうか。
この図を見ると、やはり営業を継続するのが無難という結果でしょうね。
こちらも、
- エグゼクティブとメディカル(どちらも1,000万円)
- クリエイティブ(313万)
の間で、700万近い差が生じています。
新卒の皆さん、やりたい事を仕事にするのも大事ですが、現実は直視しましょうね。
過去記事を貼っておきます。
ミイダスの仕組みは?自分の市場価値をチェックしてみた結果 まとめ
今回ミイダスを使ってみた感想は「かなり意外な結果だった」という点です。
というのも、この手のサービスは転職させてナンボの商売です。
通常は転職をけしかけるため「隣の芝は青い」ように、年収を高めに見せると思っていました。
しかし実際の結果は、自分の肌感覚にかなり近い感じでした。
このあたりの正直さが支持されている理由なのでしょうか。
なお私の場合、平均で年収200万円ダウンとなってしまいましたが、理由は単純だと思います。
「先に年収を提示して、それに対して私が応募したから」
ではないかと思います。
当たり前ですが、企業側はなるべく賃金を抑えて良い人材を採用したいと考えています。
提示された年収を見て応募したわけですので、その金額が基準。
採用合格段階になって「貴方は期待以上に出来るので、上乗せします!」というお人良しな企業は稀です。
営業の基本ですが、
「まずは価値(人)を見せる」
「価値を理解してもらった後に金額交渉」
ができればベターですよね。
ミイダスの仕組み:ミイダスのメリットとは
最後に、今回ご紹介したミイダスのメリットをまとめます。
手軽に自分の市場価値を調べられる
まずはこれでしょう。
上記の記事の通り、多少入力項目数は多いものの、自分の市場価値を簡単に調べることができます。
人材派遣サイトや転職サイトですと、求人が来るだけで平均市場価値は分からないので。
登録時、書類選考無し
ミイダスは、登録時に書類選考で落とされることがありません。
誰でも簡単に登録が可能です。
しかも通常の転職サイトは、登録後初オファーをもらうまでに数日かかりますが、ミイダスは登録したその日からオファーを受け取る事もできます。
サポート期間が無制限
これはあまり知られていない事ですが、通常の転職サイトは一定期間応募が無いと、「この人は転職をしない人」とみなされ、極端にオファーが減ります。
ミイダスの場合はサポート期間が無制限。
一度登録すれば、こちらがストップをかけるまではオファーをもらうことができます。
以上のメリットをまとめると以下です。
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