記事を書いた人
元営業という経歴を活かしながら、金融・製造・流通業のお客様を中心にAI活用コンサルや定着支援・人材育成の支援をしたり、講演や執筆活動など幅広く活動しています。
ヤエリ(@yaesuri_man)
暗く長い下積み時代を経て、最近やっと楽しく働ける環境を手に入れました。
自らが「豊かな働き方をするサラリーマン」のロールモデルとなることで、金銭的&精神的余裕を持ちながらワクワク働くサラリーマンを増やしたい。そんなことを思いながら記事を書いています。
毎年、大小合わせて10回以上の講演会で登壇させて頂いています。
アイキャッチの写真は、昨年登壇させて頂いた中で、最も大きなイベント。
数百名以上のお客様の前で講演させて頂きました。
タップできるもくじ
パワーポイントの講演資料は自己紹介スライドが全て。年10回以上登壇する私が断言します
まず初めに、断言します。
「自己紹介がウケると、そのプレゼンは成功する」
冒頭の自己紹介とプレゼンの成功には相関性がある、というのは有名な話。
まずは聴衆に「聞く気」になってもらわないといけないのでしょうね。
なので、本題のコンテンツと同じくらい、プレゼンの入りに気を遣っています。
— ヤエリ (@yaesuri_man) March 20, 2020
数々の講演を行ってきた私がたどり着いた一つのポイント。
もちろん、本題のコンテンツがダメでは元も子もありませんが、自己紹介はコンテンツと同じくらい大事です。
その理由を大きく2つ、説明します。
興味の無い聴衆を、まずは聞く気にさせる必要がある
はじめに、残酷な事実を一つ。
「多くの聴衆は、あなたの講演には興味がありません」
しかも、聞き手が多ければ多いほど、です。
これは、ご自身が講演に参加する立場になって考えればすぐに分かります。
皆さんが、
と思うのは、どんな講演会でしょうか?
恐らく
- テレビに出ているような有名人の講演
- 自分の社内の同僚や上司の講演
- 自分の友人や親族の講演
という感じではないでしょうか。
それ以外に参加動機がある方は、
- 会社や上司の指示で参加する
- 何となく自分の業務に関係がある
というような、比較的ライトな理由なはず。
一般サラリーマンの講演なんて、例え所属企業のネームバリューが大きかったとしても、それ程興味は持たれません。
そんな中で、まずは聞き手に興味を持ってもらい「聞く気になってもらう」ことが重要なのです。
では、聞き手に興味を持ってもらい、「聞く気にさせる」にはどうすれば良いでしょうか?
実は、既にここまでの説明で答えは出ています。
あなたが「おっ!是非参加したい!!」と思うのは、以下のような講演のはず。
- テレビに出ているような有名人の講演
- 自分の社内の同僚や上司の講演
- 自分の友人や親族の講演
上記のうち、急に有名人にはなれませんので、残る2つ
- 同僚や上司
- 友人や親族
つまり「『講演の本筋以外の接点』を知る関係性」を目指すのです。
講演の本筋以外の接点、それを作るためには
- あなたの人となり
- あなたの経歴
- あなたの趣味
- あなたの家族
を説明する、自己紹介がピッタリ。
自らを紹介して、聞き手に共通項を感じてもらうのです。
共通項があることで、まずは相手に「聞く気」になってもらうことができます。
自分自身の気持ちが「乗る」
これはシンプルな理由ですよね。
人前で話すということは、自分にとってある程度のプレッシャーがかかるイベント。
会場のキャパや聞き手の人数・質にもよりますが、多くの場合、自分自身を鼓舞して、テンションを上げて臨まないといけません。
もし仮に冒頭の自己紹介(ツカミ)がOKなら、他ならぬあなたの気持ちが高まります。
そしてそのテンションのまま、本編に進むことができるわけです。
本編を話す際も、好循環になること間違いなし。
逆に考えると、冒頭の自己紹介(ツカミ)を失敗すると、
- あなた自身の気持ちが沈む
- 場の空気も冷たくなる
- 持ち時間の中でリカバリしないといけなくなる
と、絶望的な状況に追い込まれてしまいます。
そのため、冒頭の自己紹介(ツカミ)は絶対に失敗してはいけません。
何度も練習をして、滑らないようにしましょう。
一つ作れば使いまわしがきく
自己紹介資料は講演本編と違い、一度ウケるものを作れば、あとは使いまわしが可能です。
一度作ればずっと使えるので、むしろ揮発性の高い講演本編よりも重要、と考えても誤りではありません。
ちなみに私も、1年ほど前に作成した自己紹介スライドを、少しずつ修正しながら使い続けています。
webに公開する胸像写真もなるべく同じものを使い、
「ヤエリと言えばこの写真」
という、ブランドイメージ作りをしている最中です。
具体的な自己紹介資料の作り方
ここからは具体的な自己紹介資料の作り方。
以下の記事で詳細を紹介していますので、是非見てみて下さい。
-
パワーポイントの自己紹介スライドの作り方 写真入りがおすすめ
続きを見る
-
パワーポイントの自己紹介スライドのテンプレート5選【無料・登録不要】
続きを見る
「ほぼ」そのまま使える 自己紹介テンプレート集
そんな方のために、「ほぼ」そのまま使える自己紹介テンプレートを用意しています。
パワーポイントファイルなので、写真と必要箇所のみ自分用にカスタマイズして使うことが可能。
是非チェックしてみてください。
自己紹介資料はできた!ではどうやって伝えるか
パワーポイントの操作はでき、オシャレではないものの資料は作れる。
ただ人前で喋るのは苦手という人は多いと思います。
ここでは、すぐに読めるkindle版でおすすめの書籍をご紹介します。
いずれもkindle unlimited対応なので、30日間の無償期間中に解約すればタダで読めます。
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まずは、日本でただ1人の自己PRコンサルタントである森田恒行さんの「7つ星の自己PRをあなたへ: なぜ日本人は自己PRが苦手なのか」。
- そもそも「自己PR」とは何か
- 自己PRでのNG行動
- 7つ星の自己PRの方法
などについて、約100ページのボリュームでサクッと読むことができます。
こちらは大手ハウスメーカーの営業からコンサル業に転身された畠山さんの著書。
実体験に基づく理論を元にした自己紹介のポイントがふんだんに紹介されています。
内容はBtoCの営業向けですが、自分を売り込むという意味では共通。
万人におすすめできる内容です。
最後は「Tokyo Work Design Week」の発起人である横石 崇さんの「自己紹介2.0」。
自分自身の経歴だけではなく、自分の「未来」や「役割」を自己紹介で語り、どんな人からも信頼を勝ち取るという「自己紹介2.0」を提唱されています。
私自身はとても参考になったと考えていますが、Amazonのレビューを見ると、一定数「よく分からなかった」という声もあります。
とりあえずざっと読んでみて、自分に合うかどうかチェックしてみるのが良いでしょう。
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パワーポイントの講演資料は自己紹介スライドが全て。年10回以上登壇する私が断言します まとめ
冒頭にもご説明した通り、自己紹介資料作りは本当にコスパの良い作業。
本編も大事ですが、まだ作っていない人がいたら、本編と同じくらい力を入れて、最高の一枚を作り上げてみて下さい。