この時期になると東京駅八重洲口には、研修と称した名刺集めの新人が増えてきます。
それについて思う事と、最後にそんな新人のために、名刺を一気に集める方法を書いています。
前半は私が「名刺集め研修」に対して思う事（批判的です）を書いていますので、「そんなのいいから、とにかく名刺を集めたい」という新人は最後の記事だけ読んでください。
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名刺集め研修の目的
会社によって目的はまちまちだと思いますが、概ね以下のような感じでしょう。
不動産営業のリード獲得目的
よく会社に不動産営業の電話がかかってくると思いますが、そのリード獲得目的です。
大きな企業になると、ダイヤルインで1人1つのユニークな電話番号が割り振られます。
仮に名刺交換した人の電話番号が
- 03-○○○○-1111
だった場合、下4桁の「1111」の部分は社員ごとの連番になっていることが多いので、
- 03-○○○○-1112
と、一つずつずらしてかけると、次の人も同じ会社の社員である場合が多いのです。
まずは名刺交換に応じた会社の平均年収などを調べ上げ、高年収であろう会社に対し、下1桁をずらしずつ、次々と電話攻撃をするわけです。
新人に度胸をつけさせる目的
新人に場慣れをさせるために、見ず知らずの人に声をかけて名刺交換をする、という研修を行っている会社もあります。
昨年まで学生だった新人が知らない人に声をかけるのは結構勇気がいるもの。
それを克服すべく、とにかく場慣れをさせるために名刺を集めさせる。
ちなみに私も前職の新人時代に「ビルの1Fから最上階まで入居している企業全てに訪問して名刺を集めてこい」的な指示を受けた事があります。
街中でのナンパと同じで、慣れると度胸が座る（場慣れする）のは否定しませんが、声をかけられた方としてはいい迷惑なので、会社の評判を落としたくなかったら辞めた方が賢明です。
不特定多数から集めた名刺がビジネスにつながる可能性は低い
始めに断っておくと、不特定多数から無差別で名刺を収集したとしても、それがビジネスにつながる可能性は低いです。
皆さんは年間何人位の人と名刺交換をされるでしょうか？
私の場合、2018年度の実績をカウントしたところ、名刺交換した総数は約500枚でした。
それでも、そのうち実際に取引につながっている顧客は数%というレべル。
それも、先方からの引き合いや当社が出展した展示会に参加してくれた人など、ある程度目的意識を持った相手から頂いた名刺にも関わらず、です。
今この記事を読んでいる貴方が管理職で、新人に名刺集め研修をさせようとしている場合は、辞めさせて他の事に時間を使った方が良いと思います。
道端での名刺集め研修を回避する方法
新人向けの名刺を集めるコツは最後の項に記載していますが、その前に道端での名刺集め研修を回避する方法を幾つか記載してみたいと思います。
基本は相手にしないのが一番です。
歩きながら電話をかけているふりをする
名刺交換研修をしている場所は、駅の敷地から出た直後あたりです。
駅の敷地内で名刺収集をしていると、JRの人に注意されるからです。
そのため、その辺りを通過するときは、耳にスマホを当てて電話をかけているふりをしましょう。
さすがに電話中の相手に話しかける人はほとんどいないと思います。
ちなみにこの手法は、夜の繁華街の飲み屋の呼び込みにも適用可能です。
徹底無視
私はこちら派。徹底無視です。
そもそもですが、道端や電車内などで他人から話しかけられるケースはほとんどの場合ロクな事がありません。
屋外では耳栓をして、声をかけられても動じず聞こえないフリをして通り過ぎれば、恐らく肩を掴まれる事は無いでしょう。
嫌な思いをしないためにも、知らない人からの声掛けは無視する。これで対応は完璧です。
それでも名刺を大量に集めたいなら喫煙所を狙う
ここまで色々批判的な事を書いてきましたが、
- 「それでも自分は名刺集めをしなければならないんだ」
- 「上司の指示だから、しょうがないんだ」
という若手のために、大量の名刺を集めるためのとっておきの方法を紹介します。
多少お金はかかりますが、効果は絶大です。
step
1「ミンティア」をまとめ買いする
まずは「ミンティア」を自腹でまとめ買いしてください。
まとめ買いすれば1個70円くらいになると思いますが、これ1個が1枚の名刺に化けます。
ミンティアには色々な味がありますが、できれば通常のミント、なるべく強いものを選んでください。
step
2喫煙所に行く
サラリーマンがよく集まる都内の喫煙所に行きます。
step
3ミンティアと名刺を交換する
喫煙所の中で、ミンティアを見せて名刺と交換するわけです。
あなた
今キャンペーンでお名刺とミンティアを交換しています！
と言って、まとめ買いしたミンティアと名刺を交換してもらいます。
なぜ喫煙所？なぜミンティア？？
上記の手法について、それぞれその理由を解説していきたいと思います。
なぜ喫煙所？
平日の日中、東京駅や新橋駅近辺の喫煙所にいるスーツ姿の男性はほとんどが外回り中のサラリーマンです。
彼らはタバコを吸っている間は暇なので、声を掛けたら話を聞いてくれる可能性が高いのです。
最近は都内でタバコを吸える喫煙所が減ってきているので、サラリーマンが入れ代わり立ち代わりタバコを吸いに来ます。
サラリーマン密度が非常に高いので、狙い目なわけです。
ちなみに特におすすめなのが、サラリーマンが多い以下の喫煙所です。
東京駅八重洲地下街喫煙所
八重洲地下街ですが、以下矢印のところに喫煙所があります。
※こうしてみると、本当に一番端っこに追いやられているのですよね・・・。喫煙者としては肩身が狭い。
東京駅丸の内地下北口喫煙所
こちらです。
新橋駅周辺
新橋駅周辺には、いまだに屋外でタバコが吸える場所があります。
SL広場、およびSL広場と烏森口の間に一つずつあります。
こちらのサイトが詳しいので、紹介させて頂きます。
なぜミンティア？なぜ強いミント味？？
これは相手の立場に立ってみれば容易に想像がつくと思います。
日中喫煙所でタバコを吸っている私のようなオッサンの思考を解説しますと、
- タバコをやめられない
- でも周囲の人に口がクサイとは思われたくない
- そのため大抵フリスクなどでカモフラージュする
ミンティアを名刺一枚と交換と言ったら喜んで応じると思います。
特にミンティアのコールドスマッシュは結構な刺激がありますので、喫煙者には好まれます。
またミンティアはフリスクの半額程度と安価なので、用意するこちらのお財布にも優しいです。
更にはミンティアのケースはカード型の薄型なので、スマートに持ち運べる点も特長。
サラリーマンと相性が良いのです。
名刺を大量に集めたいなら喫煙所。名刺集め研修について思うこと まとめ
結論として、やはり私は、前近代的かつ通行人に迷惑がかかる研修目的の名刺集めには賛成できません。
もし不幸にもそんな会社に就職してしまった若手は、環境を変えることを考えた方が良いです。
当記事の内容も、あまり実践して欲しいものではありませんが、やみくもに声をかけるよりは、名刺を渡したサラリーマンもミンティアが手に入るわけなのでまずまずな等価交換ではないかと。
おすすめの電子タバコは「glo」
以下の記事でも紹介していますが、紙タバコを吸っている人にはにおいの少ない電子タバコがおすすめです。
一番は吸わないことですが、タバコを辞められない人はまずはこちらを試してみるのはいかがでしょうか。
ニコチンも少ないので、健康的です。
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