ここまで2回、プレゼンの準備に関する記事を書いてきました。
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【スキルアップ】プレゼン成功のコツ 事前準備編
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【スキルアップ】プレゼン成功のコツ 当日準備編
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上記はいずれも準備に関する小手先テクニックでしたが、今回はいよいよ本質に迫ります。
「プレゼン成功のコツ プレゼンがうまくなるコツ」です。
ちなみにアイキャッチの画像は、先日私が500人の会場でプレゼンをした時の遠影で、twitterの背景画像にもしています。
以下も同じ会場での写真。
このプレゼンもバッチリでした!
タップできるもくじ
- 1 【スキルアップ】プレゼン成功のコツ プレゼンがうまくなるコツ
- 2 【スキルアップ】プレゼン成功のコツ0:自分が本当に伝えたい事をプレゼンする
- 3 【スキルアップ】プレゼン成功のコツ1:自分のプレゼン姿をビデオで撮って研究する
- 4 【スキルアップ】プレゼン成功のコツ2:腹式呼吸で声を出す
- 5 【スキルアップ】プレゼン成功のコツ3:特に喋り出しに注意する
- 6 【スキルアップ】プレゼン成功のコツ4:必要以上にゆっくり話す ※間を恐れない
- 7 【スキルアップ】プレゼン成功のコツ5:大げさに話す
- 8 【スキルアップ】プレゼン成功のコツ6:接続詞に注意する
- 9 【スキルアップ】プレゼン成功のコツ7:時間配分に注意する
- 10 【スキルアップ】プレゼン成功のコツ1:もう一度、自分のプレゼン姿をビデオで撮って研究する
- 11 【スキルアップ】プレゼン成功のコツ 結論:練習!練習!練習あるのみ
- 12 「魅せるプレゼンテーション」のために、オンライン講座がおすすめ
【スキルアップ】プレゼン成功のコツ プレゼンがうまくなるコツ
始めに結論を言うと、上手なプレゼンをするためには死ぬほど練習するより他はありません。
上手い人ほど、
- 死ぬほど練習をしている
- 練習はしていないが、死ぬほど本番を経験している(本番が練習代わり)
必ずどちらかをやっています。
練習をせずに初めからプレゼンが上手い人は見たことがありません。
人前で喋ることは、とにかく場数がものをいう世界。
そこで、とにかく練習あるのみなのですが、その際のポイントを幾つか紹介します。
【スキルアップ】プレゼン成功のコツ0:自分が本当に伝えたい事をプレゼンする
まずは大前提。
相手に何かを伝えるには、「自分が本当に伝えたい事をプレゼンする」。これが一番強力です。
自分が本当に心の底から、骨身にしみて感じている事、思っている事であれば、自然とプレゼンの声に魂が乗るからです。
言い換えると、
- 自分が思ってもいない事を言わされるプレゼン
- 自分自身はあまり納得していない内容のプレゼン
は、失敗する可能性が高いです。
その場合は、納得していない状況のままプレゼンに臨むのではなく、
- 自分が納得いくまで考えぬく
- 自分自身の今の考えと、プレゼンで主張する(主張しなければならない)考え方を結びつける
事を、まずは行いましょう。
プレゼンを行う前に「本当に自分が主張したい事は何か」を考えてみることをおすすめします。
ココがポイント
自分が本当に主張したいことをプレゼンしよう
【スキルアップ】プレゼン成功のコツ1:自分のプレゼン姿をビデオで撮って研究する
これもプレゼンのコツというより、事前準備の話。
是非一度、自分のプレゼン姿をビデオで撮ってみて下さい。
「登場シーンから退場シーンまで、すべてノーカットで」です。
今ならスマホにビデオ録画機能があるので、これで十分。
スマホをうまく立てられない場合は、以下のようなミニ三脚も販売されています。
自分のプレゼン姿をビデオ録画して聞いてみると、自分の本当の姿にガッカリするでしょう。
- 声が弱々しい
- 会話に抑揚が無い
- 速すぎて聞き取れない
そこで、以下のような事を意識しながら練習しましょう。
【スキルアップ】プレゼン成功のコツ2:腹式呼吸で声を出す
普段の会話は腹式を意識せず、口元、喉元の呼吸のみでパパッと会話をしているもの。
しかし、プレゼンの際は是非腹式呼吸を意識してみて下さい。
お腹に力を入れ、喋っている間はお腹から力を抜かない。
そして、声を会場の一番奥に飛ばすイメージで発声します。
このまま30分も話すとお腹の筋肉がつりそうになりますが、聞きやすく、自信を持った声を届けられます。
【スキルアップ】プレゼン成功のコツ3:特に喋り出しに注意する
これも特に注意!(ここに書いてあるコツは全部注意ですが)
喋り出しに「え~」とか「あ」などの変な言葉を入れない。
例として「ただ今ご紹介頂きました、○○株式会社の山田太郎です」と言う場合。
※関係ないですが、名前はフルネームで言いましょうね。自信を印象づけられます
- 「え~、ただ今ご紹介頂きました、○○株式会社の山田太郎です」
とは言わず
- 「ただいまご紹介頂きました、○○株式会社の山田太郎です」
と、初めから最後まではっきり発音するのです。
「え~」や「あ、」などの変な言葉を入れると、それだけで威厳が伝わりづらくなります。
上級者は、敢えてこれを入れる事でフランクな場を作ったりするのですが、まずは基本を抑えましょう。
【スキルアップ】プレゼン成功のコツ4:必要以上にゆっくり話す ※間を恐れない
これも大事です。
- 必要以上にゆっくり話すこと
- 間を恐れないこと(特にページや章の切り替わり部分)
自分のプレゼンをビデオ録画して見た方はもうお分かりでしょう。
壇上の講演者としての自分と、視聴者の「間」の感覚はかなり違います。
壇上にいる自分は緊張しているため、同じ「間」であっても体感時間を早く感じてしまうのです。
ですので、
- 自分が感じている以上にゆっくり話す
- (特にページや章の切り替わり部分は)講演者の体感で3秒ほど間を空ける
というくらいがちょうど良いです。
【スキルアップ】プレゼン成功のコツ5:大げさに話す
これも大事です。
体感時間と同様、言葉の抑揚は、講演者である自分と聞き手との間にかなりギャップがあります。
これも是非ビデオ録画して研究することをおすすめします。
壇上の自分がかなりわざとらしくプレゼンを行っても、聞き手からしてみるとそうでもない、という事が多いです。
【スキルアップ】プレゼン成功のコツ6:接続詞に注意する
超重要です!
プレゼンのページの切り替わり部分や、章が切り替わる際に、プレゼンの流れをプツンプツンと途切れさせていないでしょうか?
プレゼンは流れが重要。
スライドの切り替わりや章の切り替わりの際は、自然な流れで推移できるようにしましょう。
具体的には、スライドを切り替える前に以下のような接続詞を使いましょう。
- それでは、スライド一枚で簡単にご説明させて頂きます(→スライドを切り替える)
- その具体的な事例を、幾つかご紹介してみたいと思います(→スライドを切り替える)
- 一方でこんな考え方もあります(→スライドを切り替える)
- 恐らくこの会場の多くの方が「本当かなぁ・・・?」と思っていらっしゃる事と思います。・・・が!こちらをご覧下さい!(→スライドを切り替える)
- 皆様、ここまでご理解頂けましたでしょうか。それではいよいよ、本題の○○です!(→スライドを切り替える)
- 皆様、「なるほど~」と思って頂けましたでしょうか。それでは、本日のまとめです(→スライドを切り替える)
※このまま使用するのではなく、適宜アレンジして使ってくださいね。
他にも色々バリエーションがありますが、この引き出しを多く持っておくと、聞き手にプレゼン慣れを印象づけられます。
【スキルアップ】プレゼン成功のコツ7:時間配分に注意する
これも重要です!(しつこい・・・)
よく、時間制限いっぱいにギュウギュウに詰め込んだプレゼンを見ることがありますが、これでは言いたい事が伝わりにくいです。
ゆっくり話すことを前提にして、30分のプレゼンなら30分、1時間のプレゼンなら1時間で終わるくらいの内容がベター。
某若手
じゃあ、時間が余ったらどうしたらいいんですか?
と良く聞かれますが、事前に各章にたどり着く時間の目安を考えておいて、時間が余りそうだったら話を膨らますことで調整するのです。
悪い例は、
- 時間が余りそうだったら話を膨らます
- 時間が足りなかったらスピードアップする
と、引き延ばし/短縮の両面で調整しようとすること。
引き延ばし/短縮の両面で調整するのは結構難しいからです。
気持ちに余裕が無く不器用な我々は、ゆっくり話して短めで終わるくらいにしておいて、引き延ばしの一方通行で時間調整する。
その方が難易度が低いです。
【スキルアップ】プレゼン成功のコツ1:もう一度、自分のプレゼン姿をビデオで撮って研究する
ここまで来てもう一度最初に戻りますが、すべて実践した上でもう一度自分のプレゼンをビデオ録画して見返してみて下さい。
初めて自分のプレゼンを見た時より、多少マシになっているということに気づくでしょう。
なお既に皆様お気づきかとは思いますが、一度やっただけでは多少マシになる程度。
ですので、、、、
【スキルアップ】プレゼン成功のコツ 結論:練習!練習!練習あるのみ
あとはひたすら練習あるのみ!!!
隣の部屋に声が漏れにくい、または深夜誰もいない会社の会議室で、ひたすらプレゼンの千本ノック。
全てスマホで録画して、PDCAを回しましょう。
自分自身の耳で聞いてみて、納得いく仕上がりになっていたら、そのプレゼンは確実に成功します。
最後に、小泉進次郎がグロービスで登壇した際の「スピーチに関する動画」をご紹介。
30分程度なので、是非飛ばさずに最後まで観てみて下さい。
あの小泉進次郎ですら「有権者が自分の演説を聞いてくれない」という時代があったとのこと。
自分の演説をICレコーダーで録音して聞き返してみた(開始11:10前後)時に気づいたことは、自分が思っている以上に
- 早口で
- 一文が長くて
- 言葉に抑揚が無い
ということ。
どんなスピーチ本を読むよりも、プレゼンがうまくなるのは「自分の事を直視すること」だそうです。
自分の話を撮ってみる。映像でも撮ってみる。
あとはそれを見ながらひたすら練習です。
「魅せるプレゼンテーション」のために、オンライン講座がおすすめ
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パワーポイントの基本的な使い方を習得している(もしくは検索できる)人向けのデザイン講座。
講師の渡辺拓さんは、グループウェアで有名なサイボウズにて、多数の登壇経験を持つ方です。
キャンペンーンの有無にもよりますが、千円ちょっとで受講できることが多いので、自腹受験も十分可能。
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講師経験25年の栄美幸先生が、
- 自己紹介
- 冒頭のツカミ
- 心を動かすトーク
- クロージング
- 練習の際のチェックポイント
などなどを、余すところなくレクチャーされています。
こちらも時期にはよりますが、概ね7千円~1万円くらいの間で受講が可能。
自腹を切るのがちょっと辛いという方は、会社の上司に相談してみましょう。
Udemyは会員サイト内の購入履歴から領収書を発行することができるので、個人の立て替え払い&会社への経費請求が可能なのです。
人前で上手にスピーチできる事は、サラリーマンのスキルの中でもかなり貴重なもの。
これをやる事で周囲から一目置かれます。
是非、皆さんも試してみて下さい。
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