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出世する人は読んでいる「成功の実現」中村天風著│1冊1万円以上する価値はある
松下幸之助や京セラ名誉会長の稲盛和夫氏など、数多くの有名人が推薦する名著「成功の実現」。
プレジデントの「年収1,500万円の読書術」なんていう定期的な特集にも必ず紹介される名著です。
あまりにも色々な所で絶賛されているこの本、「高いな~・・・。」と思いながら買って読んだ若い頃の私。
記事執筆時点のAmazonでの値段は、10,584円(税込)です。
中身を読んでみると若干哲学的な、宗教チックと思われる可能性のある部分もありますが、私は1冊1万円以上する価値は十分にあると考えます。
そんな「成功の実現」のレビューを書いてみたいと思います。
結論
1冊1万円以上する価値のある本!
中村天風について
中村 天風(なかむら てんぷう、1876年7月30日 - 1968年12月1日)は右翼団体玄洋社社員、大日本帝国陸軍の諜報員、日本の実業家、思想家、ヨーガ行者、自己啓発講演家。天風会を創始し心身統一法を広めた。本名は中村 三郎(なかむら さぶろう)。※wikipediaより
詳細はwikipediaを読んで欲しいのですが、かなりツッコミどころの多い人物です。
- 柔道のライバルに闇討ちされ、逆に刺殺してしまう
- 右翼団体職員になり、陸軍の諜報員として満州に送り込まれる
- 肺結核を直しに渡米。帰り道になぜかインドで修業し結核治癒&悟りを開く
- 実業家となり銀行の頭取となるも、突如辞任し「統一哲医学会」(現在の天風会)を創設する
「成功の実現」は、主に天風がインド修行で悟りを開いた内容がまとまっています。
語り口調の文章なので非常に読みやすく、そのまますっと頭に入る内容になっています。
成功の実現 もくじ
もくじは以下です。
目次だけ見ていると宗教が入っていそうでかなり怪しく見えますが、実際に読んでみると全く怪しくないので大丈夫です。
「力の篇」
第1章 人生礼賛
第2章 真の積極(せきぎょく)
第3章 悟入転生(ごにゅうてんせい)
「勇気の篇」
第4章 恬淡明朗(てんたんめいろう)
第5章 より強く、逞しく
第6章 もはや何ものも恐れず
「信念の篇」
第7章 新天地を拓く
第8章 幸福の醍醐味
第9章 大いなる我が生命の力
第10章 成功の実現
先に書いた通り、中村天風の語り口調の文章になっているので、約400ページもある分厚い本ですが、数日あれば簡単に読めてしまうと思います。
成功の実現 読了後10年以上経った今も役に立っている教え
読了後10年以上経った今も、私の中で役に立っている教えは以下2つです。
クンバハカ法
「勇気の篇(第5章 より強く、逞しく)」で触れられている、「感情、感覚の刺激、衝動を受けた瞬間」、要は辛い時にどうやって耐えるか、という方法です。
- 肛門を締める
- 肩の力を抜く
- 下腹部に力を充実させる
・・・・。
こうしてブログで文字にしてしまうと何てことないのですが、いわゆる「胆力」を充実させる方法として紹介されています。
下腹部(本の中では"おへそ"と"チンチン"の間と説明されている)は体の中心であり生命の源。
ここに意識を集中させることで、人間の集中力が高まると、そういう事を説いています。
(改めて、自分の文才の無さには呆れてしまいます・・・。)
心と体は本来の自分ではない。本来の自分は「霊魂」
「メチャクチャ怪しいな・・・」と思いながらこれを書いていますが、実際には怪しい内容ではありません。宗教でもありません。
本に書かれている内容をざっくり説明すると
- 仮に「体が痛い」「嫌な思いをしている」という状況であっても、それはあなた自身(魂)ではなく、あなた(魂)の仮の姿である心と体が勝手にそう感じているだけ
- つまり本来のあなた自身(魂)は健全であり、心を痛めても体を病んでも問題は無い
というような感じです。
つまり、心と体とは別の「魂」が本来のあなたであって、仮の姿である「心と体」の後ろの頭上あたりから眺めている位に客観視するのが良いということ。
「仮に仕事で嫌な思いをしても、単に心がそう感じているだけであって、魂は別なのだ」と。
何を言っているかよくわからないかもしれませんが、私は若い頃仕事が辛い時に、この考え方にかなり助けられました。
出世する人は読んでいる「成功の実現」まとめ ~1冊1万円以上する価値はある~
何故か思い立って10年以上前に読んだこの本の感想を書いていますが、久しぶりに読み返してみようかなという気持ちになりました。
自分の後輩や、特に今この瞬間仕事や私生活などで辛い局面に立たされている方におすすめの内容です。
是非一度、読んでみることをおすすめします。
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