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【出世する人の特徴】無能なのに出世する人は「報告の仕方」が違う
貴方の周りにも
- 有能なのに出世できない人
- 無能なのに出世する人
っていますよね。
中には、「同期のアイツ、どう見ても自分より無能なのに、なぜアイツは出世して自分は出世できないのだろう?」と悔しい思いをされている方もいらっしゃるのではないかと思います。
人事の仕事にも携わっている私が、自分なりに考えたその理由をまとめたいと思います。
後から出てきますが、20代の私は典型的な「有能なのに出世できない人」でした。
今は無能ながら楽しく仕事をしながら日々過ごしていますが、このことに気づくのが遅かったので、生涯年収的に大損してしまっています。
過去の自分に向けたメッセージとして記事にしてみました。
記事を書いた人
元営業という経歴を活かしながら、金融・製造・流通業のお客様を中心にAI活用コンサルや定着支援・人材育成の支援をしたり、講演や執筆活動など幅広く活動しています。
ヤエリ(@yaesuri_man)
暗く長い下積み時代を経て、最近やっと楽しく働ける環境を手に入れました。
自らが「豊かな働き方をするサラリーマン」のロールモデルとなることで、金銭的&精神的余裕を持ちながらワクワク働くサラリーマンを増やしたい。そんなことを思いながら記事を書いています。
出世できるかどうかと、仕事ができるできないは少し違う
既にお気づきの方が多いかと思いますが、サラリーマン社会は仕事ができる人だけが出世するとは限りません。
もちろん、大枠では仕事ができる人のほうが出世します。
しかし、特に大きな企業に言える事ですが、人材類型(能力だけでなく、人柄などの定性評価)を考慮し、バランスの取れた組織作りをしている企業の方が多いからです。
極端な例で言うと、4番バッターばかりを集めている球団が無いのと同様です。
1番に適した足の速い人材、2番に適したランナーを進められる人材(最近はちょっと違いますが)、クリーンナップに適したランナーを返せる人材・・・というように、大企業の人材ポートフォリオはバランスが重んじられています。
同じような人間を同位役職にすると、お互い意見がぶつかったりして、組織がうまく機能しなくなる可能性があります。
更には、多様な人材をそろえない限りは新たなイノベーションは生まれにくいということも良く知られています。
人事部から見て「誰を出世させるか」という言葉の裏には「この組織を、どういう組織にしていくか」という、組織論の話があるわけです。
つまり「どういう組織にしていくか」を考慮した際、貴方が企業の人材パズルにハマれば、仮に無能だったとしても出世できるわけです。
※ちなみに日本の人事部が今何を考えているかをまとめた記事がこちらです。実際に100社ほどに訪問した結果。渾身の記事です。
「どういう組織にしていくか」については、企業によっても部署によっても異なりますので、ここではあくまで私の印象論として、「有能なのに出世できない人」「無能なのに出世できる人」の特徴をまとめてみたいと思います。
有能なのに出世できない人の特徴
まずは「有能なのに出世できない人」の特徴です。
- 真面目で正義感、責任感がある
- 仕事ができる。その自尊心を隠しきれず全面に出てしまっている
- 他人にも自分にも厳しい
- 問題の大小に限らず、人のミスや不正について、とことん責任を追及する
- 上の人に対しても躊躇なく意見を言う。忖度しない
前段でも書きましたが、20代の私は典型的なこのタイプでした。
少し仕事ができるようになると、人間って勘違いをしやすいのですよね。
正義感を我慢しきれず、組織のおかしな点などを上の人に進言してしまった事が何度かあります。
これが無かったらもう少し出世が早かったのではないかと今になって後悔していますが、後の祭りです。
無能なのに出世する人の特徴
続いて、「無能なのに出世できる人」です。
- グイグイと前面に出るタイプではない、縁の下の力持ちタイプ
- 他人にやさしく、いつもポジティブシンキング
- 他人の失敗を許すタイプ。
- 上の人に対して意見を言うこともあるが、言い方はマイルド。愛嬌があるので許される
- スピーチや資料作成が上手で、さり気ない仕事のPRがうまい(あくまでさりげない)
結局人間は感情で動く生き物、かつ組織は感情で動く人間の集団です。
社交性があって人から好かれる「愛されキャラ」のほうが可愛がられ、出世しやすいのです。
またこういう人は相手への気遣いも欠かしません。
仕事がうまくいった時の報告などは、自分に協力してくれた人を最大限讃え、その中に自分のPRを少しだけ入れる、というような上手な報告を行います。
ちなみに「報告」業務は、出世に直結する非常に重要な業務です。
具体的な方法は以下の記事に記載しておりますのでお時間がありましたら是非こちらもご覧下さい。
【出世する人の特徴】無能なのに出世する人は「報告の仕方」が違う まとめ
「役職が人を育てる」というのがあると思います。
例えば上司は、部下をもって初めて上司一年生。そこから上司として成長していくわけです。
最初は誰もが課長一年生、部長一年生、社長一年生だったわけです。
当記事で伝えたい通り、無能な方でも出世できますし、出世したらその時点から新しい立場での業務が始まり、成長することができます。
是非上記の「無能なのに出世出来る人」のふるまいを早い段階から身に着け、出世して欲しいと思います。
大抵の場合、組織は誰がどの役職についても問題なく回ってしまいます。
であれば個人から見たら、出世して給料を増やした方がハッピーですよね。
その他、出世で上を目指したい人への記事のまとめはこちらです。
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