電動昇降デスク「FlexiSpot E7 Pro」。
脚がコの字型になっている商品です。
組み立ては一人でできるのか、脚を伸ばしたときの安定感はどうなのかについて、従来のT字型とコの字型両方を使用している私が解説します。
記事を書いた人
元営業という経歴を活かしながら、金融・製造・流通業のお客様を中心にAI活用コンサルや定着支援・人材育成の支援をしたり、講演や執筆活動など幅広く活動しています。
ヤエリ(@yaesuri_man)
実はIT営業としてのキャリアも長いです。
お金をかければ良いものが手に入るのは当たり前。お金と品質に厳しいお客様に揉まれてきた経験をもとに、コスパの良いガジェットやサービスをご紹介します。
ココがおすすめ
- コの字でも揺れない
- 脚が目立たず、見た目がスッキリ
- 障害物検知機能が優秀
- 操作パネルがスタイリッシュ
ココに注意
- 天板を固定するネジ穴が少ない
- 配線カバーが開け閉めしずらい
- 重いのでキャスターは必須
本記事はFlexiSpot.jp様からご提供いただいた商品を元に作成しています
タップできるもくじ
FlexiSpot E7 Pro メリット
FlexiSpot E7 Proの一番の特徴は、脚がコの字型になっている点。
ここからは実際に使ってみた感想を書いていきたいと思います。
メリット①コの字でも揺れない
実は組み立てる前までは、コの字型は脚(昇降支柱)を伸ばした状態では結構揺れるのでは?と心配でしたがこれは杞憂でした。
通常のT字型製品と同じく、限界まで伸ばした状態でハードタイピングしてもそれほど気になる揺れはありません。
その一方で、数年単位の耐久性が心配だという方は、従来のT字型を選んだ方が無難かもしれません(新商品のため耐久性に関するデータ・口コミは見つけられませんでした)。
メリット②脚が目立たず、見た目がスッキリする
見ての通り足がコの字型なので、見た目がスッキリします。
従来のT字型と比較してみましょう。
ただし、「コの字型だから足がぶつかりにくい」など、実用面での違いはそこまで大きくない気がします。
机の幅が120cmもあれば足元には余裕がありますので、T字型であっても意識して足を投げ出さない限り邪魔になることはないでしょう。
メリット③障害物検知機能が優秀
コの字型脚特有の機能ではありませんが、最近のFlexiSpot製品は障害物検知機能が付いています。
昇降時に障害物に当たると自動でストップしてくれるわけです。
これがかなり優秀でして、以下のような柔らかい段ボールなどでもちゃんとストップしてくれます。
特に子供の勉強机に採用する場合は、この機能があった方が安心です。
メリット④リモコン(操作パネル)がスタイリッシュ
E3と比較し、リモコンがタッチパネルになっており、なかなかスタイリッシュ。
左が従来のリモコン(E3)、右がE7 Proのものです。
高さ記憶ボタンもE3より1つ多く、またUSB充電ポートもあります。
FlexiSpot E7 Pro 注意点
ここから先は少しだけ気になった点をレビューします。
注意点①天板を固定するネジ穴の数が少ない
20kg近い重さの天板※ を固定するには、それなりのネジ数が必要になります。
※純正カーブ型天板の場合
ですが、E7 Proは従来品と比較してネジ穴が少し少ないです。
左がE3。右がE7 Pro。赤く印をつけたところがネジ穴です。
従来のE3が28か所に対して、E7 Proのネジ穴は12か所と、2倍以上の違いがあります。
FlexiSpotを移動する時は天板を持ち上げない(フレームを持つようにする)ことに気をつける必要があるかもしれません。
注意点②配線カバーが開け閉めしずらい
細かい話ですが、E7 Proの配線カバーが少しだけ気になりました。
ネジで配線カバーを挟み込む形なので、開け閉めする際は六角レンチが必要になります。
一方でE3の場合は、以下のように手回しねじを緩め配線カバーをスライドさせるだけで簡単に開閉できるのです。
一度閉じてしまえば開ける機会は少ないとは思うものの、開け閉めはE3のほうが楽です。
注意点③重いのでキャスターは必須
FlexiSpotは脚だけでも40kg近い重さ。純正天板と合わせると50kg近くにもなります。
以下のような別売の純正キャスターを足に取り付ければ、設置場所での微調整や、掃除をする時などに簡単に動かせますので、おすすめです。
キャスターを付けるほど頻繁には動かさない(たまに動かす程度)という方は、こちらの「カグスベール」がおすすめ。
キャスターほどではないものの、割と軽く動かすことができます。
我が家には数台のFlexispotがあり、キャスターとカグスベールを使い分けています。
完成したあとに付けるのは重いデスクを持ち上げなければならず大変。
必ず組み立てるときに準備して付けましょう。
FlexiSpot E7 Pro 組み立て
事前準備
組み立てる際に準備しておきたいのは以下です。
- 作業場所を確保する ※できればデスクを設置する部屋で組み立てるのがベストです
- 段ボールや、使わなくなった絨毯などを敷く
- 電動ドリルと手回し用のドライバーを用意する
- 別売のキャスターはおすすめ
作業場所については、最低限2~3畳くらいのスペースが欲しいところ。
床を傷つけないように、大きな段ボールか使わなくなった絨毯を敷くとよいでしょう。
欲を言えば、最後の一締めをするための手動のドライバーもあるとベスト。
私が使っているのは以下です。一家に一つあると何かと便利です。
開封と部品確認 ※重要※
まずは開封と部品確認です。
段ボールには「FlexiSpot.jp 公式サイト限定」のシールが。
重さは約40kg。成人男性であっても、一人で運ぶのはちょっと厳しいくらいです。
一人で組み立てる時は玄関で段ボールを開け、部品を一つ一つ部屋に運び込みましょう。
完成後に移動させるのは難しいので、デスクを設置する部屋で組み立てるのがおすすめ。
上から開けて部品を取り出していきます。
説明書を見ながら、各部品とネジの本数が合っているか確認しましょう。
モノが大きく重いので、組み上げている最中に部品の不足に気づくと、最悪は再度梱包し直し返送する必要がでてきますので大変です。
特にネジについてはちゃんと確認しておくことをおすすめします。
配線をつないで動作確認 ※重要※
部品の点数が合っていることを確認したら、次は電源に接続し、問題なく昇降動作するか確認しましょう。
問題なく動くことを確認したら組み立て開始です。
①ビームにサポートプレートを取り付ける
まずはビーム(梁の部分)にサポートプレートを取り付けます。
サポートプレートは、天板との設置部分。
「A」のネジを用いて、付属の六角レンチで締めていきます。
ビーム(梁)の表裏を間違えるとサポートプレートが合わないので注意。
②①のビーム&サポートプレートを、天板に取り付ける
ここで一気に、マニュアルに記載されている「ステップ4」まで進みます。
マニュアル上では脚(昇降支柱)と足部品を付ける順序になっていますが、マニュアル通り、先に脚(昇降支柱)と足部品を付けてしまうと、重くて天板を付けずらくなるからです。
というわけで、①のビーム&サポートプレートを、天板に取り付けていきます。
天板の左右の余白を正確に測り、固定する位置を決めます。
ここでいよいよ電動ドリルの出番です。
いきなりネジ締めするのではなく、まずはドリルで目印をつけましょう。
ドリルは、深く貫通させる必要はありません。
ネジを締める際にズレないようにするだけなので、表面にちょっと穴を空ける程度でok。
穴は全部で10箇所あります。
③脚(昇降支柱)を取り付ける
天板を取り付けたら、マニュアルの「ステップ2」に戻り、脚(昇降支柱)を取り付けていきます。
六角レンチを使って締めていきます。
と、ここで、ネジ穴の中にかなり大きめのバリを発見。
びっくりするかもしれませんが、FlexiSpotではこの位のバリはたまに発生するようです。
この程度であれば問題ありませんので、強引に締めてしまいましょう。
④足を取り付ける
次はマニュアルの「ステップ3」の工程、足の取り付けです。
この部分に足を取り付けていくわけですが、この工程は2人でやった方が無難です。
なぜなら、このE7 Proは足がコの字型なので、T字のタイプと違い脚(昇降支柱)に足をのせるだけではバランスが悪いから。
誰かに足を持ってもらい、その間にネジを締めると楽です。
⑤リモコンとケーブル類の取り付け
マニュアル「ステップ5」、リモコンの取り付けです。
向かって左手側のここに付けることにしました。
リモコンの取り付けは微妙な位置調整をしたいので、電動ドリルではなく手動のドライバーで締めるとよいでしょう。
最後に、ケーブルをつなぎケーブルカバーを閉じたら完成です。
なくさないように、説明書もここに入れておきます。
ケーブルカバーは、このようにネジで挟むような形です。
このタイミングでキャスター(またはカグスベール)も取り付けておきましょう。
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電動昇降デスク「FlexiSpot」純正キャスターを取り付けた
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⑥完成
あとはデスクを起こせば完成です。
開梱から完成までおよそ2時間かかりました。
「FlexiSpot E7 Pro(コの字型)」電動昇降デスク ~失敗しない組み立て方とレビュー~ まとめ
以上、ここまででFlexiSpot E7 Pro(コの字型)の組み立て方とレビューをご紹介させていただきました。
結論としては、以下です。
結論
- 1人でも組み立て可能。2人だと安心
- 電動ドリルと別売の純正キャスターは必須
- 安定感は通常のT字型脚と変わりません
今回挙げたデメリットを考慮したとしても、多くの人におすすめできると思います。
購入を検討している方の参考になれば幸いです。