プレゼンを成功させるための事前準備のポイントをまとめてみました。
当記事はテクニック系が中心ですが、プレゼンを成功させるための練習方法を含む本質的なコツは、以下の記事に記載しています。
よろしければ是非こちらもどうぞ。
-
【スキルアップ】プレゼン成功のコツ プレゼンがうまくなるコツ
続きを見る
タップできるもくじ
プレゼン成功のコツ 事前準備編 チェックリスト
- 自分の心に"さざ波"を立てない
- 聞き手の注意力を散漫にさせない
ためのチェックリスト。
※ブログを読まなくても、この表が全てです!
◀スマホは左スクロールで表示できます
事前準備 | ディスプレイ出力変換ケーブルの準備 |
電源ケーブルの準備 | |
当日の準備 | マルチディスプレイの設定 |
デスクトップの整理 | |
LINEやoutlook、skypeのポップアップ停止 | |
画面の見やすさへの配慮 | |
ブックマークの整理 | |
閲覧履歴の削除 | |
携帯電話の電源を切る |
プレゼン成功のコツ 事前準備編
最近は、2週間に1回以上の頻度で、セミナーや講演で登壇させて頂いています。
初めのころは準備不足であたふたしたりしてしまっていました。
1年前の自分に向けて「これだけは準備しておけ!」というポイントをまとめておきたいと思います。
※なお、セミナーや講演のコンテンツ自体や、話法(話し方、ふるまいなど)は別記事にします。
当記事は、プレゼンを成功させるための事前準備だけに特化しています。
事前準備はテンプレート化して、当日ギリギリまでコンテンツ作りに集中するのが吉です。
プレゼン成功のコツ 事前準備編のポイント
声を大にして言いたいです。
プレゼンのポイントは
- 自分の心に"さざ波"を立てない
- 聞き手の注意力を散漫にさせない
この2つに尽きます!
そもそも私たちサラリーマンは、プレゼン慣れした芸能人ではありません。
大勢の前で話すわけですから、慣れている人でもそうでない人も、それなりのストレスを感じるわけです。
そんな私たちが、ストレス下におかれた状況で自分の能力を最大限に発揮するためには、まずはイレギュラーを極力無くし、心にさざ波を立てないことが必要です。
またプレゼン中に、聞き手の注意力を散漫にさせない注意が必要となります。
生物学的に、人間は動くものに注意力が集中してしまいます。
急に画面上に変なポップアップが出てきたら、聞き手の意識はそちらに行ってしまうわけです。
実はこれらは、事前準備を入念にすることで全て回避できます。
むしろ事前準備がプレゼンのほぼ全てと言っても過言ではありません。
ここからの記事は、もしかすると一見些末な注意点に見えるかもしれません。
ですが、これらを準備してイレギュラーを回避しておくだけで、心の余裕が全然違います。
2週間に1回以上プレゼンをしている私。自身をもって断言できます。
プレゼン成功のコツ 前日までの準備
映像入力端子に注意
パワーポイントでプレゼンを行う際は、自分のPCを会場に持参すると思います。
スクリーンやプロジェクター、モニターにPCを接続しなければなりません。
その際の映像端子の違いには極力注意した方が良いです。
現在、映像端子は大きく分けて
- D-Sub(RGB)
- HDMI
- Display Port
の3つがあります。
- 自分のPCが、D-Sub(RGB)、HDMI、Display Port、それぞれに対応しているかしていないか、事前にチェックしましょう。
- どれか一つにしか対応していなかった場合は、変換プラグを買いましょう※D-SubとHDMIの2つに対応できればOK
- 購入した変換プラグは、常にカバンの中に入れておきましょう。
この記事で一番言いたかったことがこの3点です。
D-Sub(RGB)
昔ながらの「アナログ端子」と言われているものです。
別名は「RGB入出力端子」です。
イメージはこんな感じです。
※引用元 http://www2.elecom.co.jp/products/CAC-07BK.html
多くのスクリーンやプロジェクター、モニタはこのタイプです。
従い、自分のPCが最新型の場合は、これに対応していない場合があります。
HDMI
比較的最近出てきたタイプで、こんなやつです。
※出典:wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/HDMI
ベンチャーや比較的新しい会場のスクリーン、プロジェクタ、モニタは、これにしか対応していない事がありますね。
従い、自分のPCが古い場合は、これに対応していないケースがあるわけです。
Display Port
こちらも最近出てきたタイプです。
イメージはこんな感じです。
※出典:wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/DisplayPort
D-Sub(RGB)/HDMI/Display Portの変換プラグは必須
大事な事なのでもう一度言います。
- 自分のPCが、D-Sub(RGB)、HDMI、Display Portそれぞれに対応しているかしていないか、事前にチェックしましょう。
- どれか一つにしか対応していなかった場合は、変換プラグを買いましょう※D-SubとHDMIの2つに対応できればOK
- 購入した変換プラグは、常にカバンの中に入れておきましょう。
そもそも「プレゼンをするのにPC内のコンテンツを投影できない」って、最悪です。
少人数の会議室でのプレゼンだったら自分のPCを見せればよいですが、それでもやはりイケてないです。
変換プラグは、Amazonで数百円で購入できます。
この際なのでバックアップ用も含めて2つくらい買っておき、常に自分のカバンの中にいれておきましょう。
小さいので忘れやすいからです。
ちなみに私のカバンに常に入っている変換プラグはこちら。
Display Port入力を、HDMIに変換させるタイプです。
Amazonで500円くらいだったと思いますが、何度こいつに助けられたことか。
常にカバンの中に入っているので、もはや家族より一緒に過ごす時間が長い存在ですw
PCの電源コードに注意
プレゼンの途中、ふいに画面の右下に「電源は残り●●%です」のポップアップ。
これもありがちですよね。
基本的なことですが、プレゼン中ノートPCは常に電源接続しておきましょう。
そのために、PCの電源コードとACアダプタは常に持ち歩きましょう。
「バッテリーはあと●●%あるから、プレゼンが終わるまでは余裕だな」という問題ではありません。
プレゼン中ずっと電源接続することで「電源が切れる心配は無い」という、心の余裕を生むために接続しておくのです。
プレゼン成功のコツ 当日の準備
既に一番言いたいことは言ったのでここからは消化試合です。
でも、気にしておいて悪いことはありません。
マルチディスプレイの設定に注意
無事PCをスクリーンにつなげたら、次はマルチディスプレイの設定になると思います。
ディスプレイの設定は、極力「表示画面を拡張する」にしましょう。
そうしないと、あなたの汚ったないデスクトップを大勢の観客に見られることにもなりかねません。
「表示画面を拡張する」にしておけば、自分のPCのデスクトップ画面外にコンテンツをドラッグ&ドロップすることでスクリーンに投影できます。
あまりオススメはできませんが、プレゼン中に私用メールをチェックしたりすることも可能になるわけです。
デスクトップのアイコンに注意
仮にマルチディスプレイの設定を「表示画面を拡張する」にしていたとしても、自分のデスクトップには注意すべきです。
プレゼン中は色々なイレギュラーが起こり得ます。
そんな中で「あなたのデスクトップが観客に晒される」可能性も、完全にゼロではないわけです。
ですので、デスクトップは極力綺麗な状態にしておきましょう。
LINEやoutlook、skypeに注意
これらの常駐型アプリには要注意です。
プレゼン中にポップアップがあると、視聴者の目線がそちらに行ってしまい、注意力が散漫になってしまいます。
視聴者の注意力を散漫にさせるだけではなく、メッセージの内容(サマリ)を聴衆全体に告知することにもなりかねません。
これらの常駐型アプリは、極力終了させておくようにしましょう。
見にくい画面に注意
いざ会場に行くと、照明が極端に暗かったり明るかったり、窓から入る日差しが強かったり、想定外のコンディションがあり得ます。
事前準備としては以下のように、最低限画面の白黒反転くらいはできるように準備しておきましょう。
Chromeだけを白黒反転する
Google Chromeのアドオンで「Deluminate」というものがあります。
これをインストールしておけば、Chromeブラウザ内の表示だけであれば、いつでも白黒反転ができます。
PC上の全てを白黒反転する
Windows10の場合は、
左Alt+左Shift+PrintScreen
で、画面全体を白黒反転(ハイコントラスト)にすることができます。
事前に試しておくことをお勧めします。
ブックマークに注意!
ブラウザ内でプレゼンをする場合は、ブックマークの表示に気をつけましょう。
ブックマークバー上が表示されると、視聴者の注意力がそちらに行ってしまうからです。
一応Chromeで「F11」を押せばフルスクリーンモードになるため問題はありません。
但し、フルスクリーンモードに切り替えた後は、タブの切り替えが結構難しくなります。
「ctrl+Tab」でタブ切り替え自体はできるのですが、タブの並び順を熟知していないと結構戸惑ってしまいます。
検索履歴に注意
これ本当に注意なのです・・・。
誰しも人間なわけですから、知られたくない検索ワードの一つや二つ、ありますよね。
プレゼンに挑む直前は、とりあえず検索履歴は消すようにしましょう。
そうしないとオートコンプリートで恥ずかしい検索ワードを晒すことになりかねません。
携帯電話に注意
プレゼン中、携帯電話の電源は極力切っておきましょう。
これ、本当にあるあるですが、大事なプレゼンをしている時に限って電話がかかってくる。
しかも後々確認してみると大した内容ではないという・・・
プレゼン中に携帯がブルって注意力が散漫になるくらいなら、初めから切っておきましょう。
※ちなみに私、2018/04から「電話を使わない活動」を絶賛継続中です。
「魅せるプレゼンテーション」のために、オンライン講座がおすすめ
ノンデザイナーのためのPowerPointデザイン講座!〜伝わるプレゼンは資料で差がつく〜
そんな方にはオンライン講座がおすすめです。
パワーポイントの基本的な使い方を習得している(もしくは検索できる)人向けのデザイン講座。
講師の渡辺拓さんは、グループウェアで有名なサイボウズにて、多数の登壇経験を持つ方です。
キャンペンーンの有無にもよりますが、千円ちょっとで受講できることが多いので、自腹受験も十分可能。
人前で話すことが多い若手や営業に特におすすめです。
無敵のプレゼンテーショントーク術
そんな方には「無敵のプレゼンテーショントーク術」がおすすめ。
講師経験25年の栄美幸先生が、
- 自己紹介
- 冒頭のツカミ
- 心を動かすトーク
- クロージング
- 練習の際のチェックポイント
などなどを、余すところなくレクチャーされています。
こちらも時期にはよりますが、概ね7千円~1万円くらいの間で受講が可能。
自腹を切るのがちょっと辛いという方は、会社の上司に相談してみましょう。
Udemyは会員サイト内の購入履歴から領収書を発行することができるので、個人の立て替え払い&会社への経費請求が可能なのです。
プレゼン成功のコツ 事前準備編まとめ
プレゼンのコンテンツに集中するための、その他些末なことは以下です(再掲)。
◀スマホは左スクロールで表示できます
事前準備 | ディスプレイ出力変換ケーブルの準備 |
電源ケーブルの準備 | |
当日の準備 | マルチディスプレイの設定 |
デスクトップの整理 | |
LINEやoutlook、skypeのポップアップ停止 | |
画面の見やすさへの配慮 | |
ブックマークの整理 | |
閲覧履歴の削除 | |
携帯電話の電源を切る |
まずはこの些末な事前準備をテンプレート化して、当日はコンテンツに集中しましょう。
その他、スキルアップを狙う人向けの記事のまとめはこちらです。
-
「スキルアップしたい」人におすすめの記事まとめ
続きを見る